京急蒲田駅
けいきゅうかまたえき
東京都大田区蒲田に存在する京急の駅。JRや東急から離れている。
概要
京急本線から京急空港線が分岐する。3Fに下り、2Fに上りホーム、1Fに改札口があり、地下通路も存在する。
当駅の大きな特徴はホームの途中から空港線の線路が急カーブを描きながら分岐していること。似た配線の駅が他にあるとしたら西武鉄道萩山駅くらいしかない。
2・3F合わせて島式ホーム2面6線構造で、空港線羽田空港方面電車は3F1番線・2F4番線から発車する。なお、1番線から発車した空港線列車は糀谷手前にあるダブルクロッシングで転線するまで進行方向右側の線路を走行するため、あたかも逆走している様に見える。2・5番線は切欠式ホームで優等列車待避線。当駅を通過するエアポート快特も分岐による急カーブと糀谷手前にあるダブルクロッシングを通過するため、かなり減速して通過する。
2012年に完全高架化され、駅ホームが2層構造、駅全体が3層構造となったことから、
- 蒲田ダッシュ:あの有名な「大垣ダッシュ」の京急蒲田版。2・5番乗り場が他ホームから離れているため乗継が大変。
- 蒲田飛ばし:エアポート快特が通過。
- 蒲田要塞:駅外観から与えられた通称。日本が誇る四大要塞駅の一角でもある。
- 当駅止まりの列車が通過します:2番乗り場に到着する当駅止まりの列車が3番乗り場を通過
…といった現象が発生した。
大田区産業プラザは当駅東口が最寄である…というか目と鼻の*にある。
東口には国道15号(第1京浜)も目の前を走っている。
JR東日本や東急電鉄の蒲田駅は離れているので乗換には適していない。このため東急方面から羽田方面アクセス改善を目的として東急多摩川線を延長する形で東急蒲田駅~当駅間を結ぶ新線(通称「蒲蒲線」)計画が2030年度後半開業を目途に検討されている(将来的には当駅からさらに大鳥居駅まで延伸し京急空港線に乗り入れる構想も)。
なお、当駅は羽田空港から非常に近い場所に位置しており、飛行機に乗る際には非常に便利な駅となっている。
駅構造
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、59,268人である。京急の駅では9位。
- 快特停車駅では少ない部類に入るが、駅高架工事完了後は利用者を着実に増加させている。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 49,193人 |
2009年(平成21年)度 | 47,921人 |
2010年(平成22年)度 | 47,313人 |
2011年(平成23年)度 | 46,564人 |
2012年(平成24年)度 | 47,473人 |
2013年(平成25年)度 | 49,477人 |
2014年(平成26年)度 | 50,948人 |
2015年(平成27年)度 | 53,397人 |
2016年(平成28年)度 | 58,396人 |
2017年(平成29年)度 | 61,746人 |
2018年(平成30年)度 | 64,280人 |
2019年(令和元年)度 | 65,123人 |
2020年(令和2年)度 | 44,191人 |
2021年(令和3年)度 | 47,126人 |
2022年(令和4年)度 | 54,259人 |
2023年(令和5年)度 | 59,268人 |