プロフィール
名前 | 星宮らいち |
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学年 | 小学4年(1年目前半)→小学5年(1年目後半)→小学6年(2年目前半)→中学1年(2年目後半~3年目前半)→中学2年(3年目後半~4年目)→中学3年(オンパレード!、未来へのSTARWAY)→不明(未来へのSTARWAY第2話、大学1年相当) |
年齢 | 10歳→11歳→12歳→13歳→14歳→15歳(オンパレード!、未来へのSTARWAY)→19歳(未来へのSTARWAY第2話) |
タイプ | キュート |
CV | 瀬戸麻沙美 |
人物
初代主人公・星宮いちごの弟。漢字表記は「星宮頼智」。
アイドルオタクの男の子で、トップアイドル・神崎美月のファン。デジタルカメラをよく携行している。小学生ながらパソコンの扱いは相当慣れており、情報を逐一仕入れている。
らいちの集めていた、美月に関する特集を組んだ雑誌の切り抜き等がいちごに見つかってしまったことで、アイドルに興味を持ったいちごがアイドルを目指す契機となった。
霧矢あおいから配布用美月コレクションを譲ってもらったり、コンサートチケットを手配してくれたことや、クールタイプの女性に弱かった事もあり、あおいを「あおい姐さん」と呼んで慕うが、初めて呼ばれたあおいからは「あなたの姉さんはいちご」と窘められた。
ただ、らいちとしては(発音ではわからないが)姉さんと姐さんを区分けしている理由は、あおいはいちごよりもアイドル的に格上という意味づけがあるらしい。もちろんいちごのアイドルへの道は素直に応援しているが、姉を応援したいというのはあくまで姉弟愛であって、純粋にアイドルとしてはあおいの方に入れ込んでいるというところはあるそうだ。そのこともあってか、いちごがトップアイドルになった後でも、自分がその弟であることを自慢することは決してない。いちごとはアイドルと無関係な普通の家族関係としてはわりと仲の良い姉弟関係であり、妙なしこりや遠慮はない。
第18話ではあおいが誰にバレンタインチョコをあげるのか気になり過ぎ、女子校であるスターライト学園にまさかの女装しての侵入を敢行した。
学園への無断侵入をジョニー別府から一度は咎められたのも、男子だからという理由ではなく、明らかに小学生(女子)なのでという理由。その際も姉の身を案じて入ってきてしまった健気な妹を見事に演じきり、その場にいた生徒を含む全員の心を打ち、ついには許可を得て授業にまで参加する始末。最後までいちごたち3人以外には男であることはバレることはなかった。
学園内では実物のアイドルやアイドル候補生、更にその関係者達に大興奮するというドルオタらしさも見せたが、彼女達の日々全力で努力する姿を目の当たりにして感動し、アイドルへの尊敬の念を深めた。ただ、本来の目的自体はいちごらの他に父親にあげる事実を知りショックを受けて帰宅の途に着く。理由を知り得たのは夜になってからだった。イベント当日になってもネガティブ思考であったが、ネット中継で輝く姿に惚れ直し、後日自宅前でサイン入りチョコを直接渡され「家宝にする」程感激したのは言うまでもない。
ちなみにこの時の女装姿のかわいさから一部の視聴者から女装アイドルデビューを望む声も多かった。
第22話ではあおいと同じくアイドルのオーラを匂いとして察知し、その違いを嗅ぎ分けることができるという謎の能力を持っていることが判明。
更にあおいへのバレンタインのお返しをいつでも渡せるよう常日頃から持ち歩いていたりと男子小学生にして高すぎる紳士力を見せつけ、一部の視聴者からその将来を大いに心配されていた。
一応、らいち本人もアイドルが好きすぎて人生が狂ってしまうのではと悩んでいたらしく、あおいへの想いとファンとしての悩みをラジオネーム「らいちんげーる」を名乗ってラジオ番組に投稿している。そしてそのはがきをゲストとして出演していたいちごに読まれてしまい、姉に自分の性癖が知られたと悶絶した。だが、この時にいちごが姉の立場ではなくアイドルの立場として、好きなことを突き進むことは恥ずべきことではないと回答したことで、らいちはラジオから流れるその声にいつもの姉とは違う「匂い」を見出し、初めていちごを一人のアイドルとして認めるようになった。そして以降のらいちは自分の道を突き進むことに迷うことはなくなったようだ。
第47話〜第48話でマスカレードがメディアに再登場したとき、マスカレードのミヤをテレビで見たらいちは一目で母のりんごだと気付いてパニクっていた。画面から醸し出される匂いでわかったというのがなんとも紳士じみているが…。マスカレードは現役時代から正体をバレないように仮面をかぶるのが前提のアイドルだったため、このことについてはりんごも息子の才能に驚愕していた。ちなみに姉のいちごの方は目の前で仮面を外して正体を明かしても「何でお母さんがミヤちゃんのコスプレしてるの?」と信用されなかった。姉弟でえらい差である。
2年目では、引っ越してきた音城ノエルと隣のクラスとなる。
ふたりで壁新聞「アイカツ新聞」を発行、星宮家(「なんでも弁当」)と音城家(「Cafe Vivo」)で発表している。
手書きで微笑ましい学級新聞のようなノリの「アイカツ新聞」だが、その中身はどんな芸能ゴシップ記者さえ知らないアイドルたちのプライベートが赤裸々と描かれていたりする。らいちはいちごの友人アイドルたちとも顔見知りなので、情報ソースはかなり豊富。
第64話では「新春 福女ラッキーアイドルレース」に藤堂ユリカが出走しなかった理由をスクープするなどもしていた。
第85話以降はいちごが当初通っていた公立中学に進学(制服は学ランではなくブレザー)。サッカー部に所属し練習メニューをこなしながら、苦手な店の仕込みの手伝いも本格的にするようになる。また身長も伸び、顔立ちも服装も何気に女の子イメージが抜けて歳相応の少年らしく成長しつつあった。アイドルファンとしての活動ももちろん続けており、アイカツ新聞もデジタル化・WEB化して洗練されたものとなった。
「アイカツ8」大投票会の特別企画では、「ドレミファソラ 一(=らいち)番星」のネームで投稿した「GO GO!あおい大作戦!」が採用された。しかしながらあおいはアイカツ8には選抜されずその結果に号泣。直後に当のあおいから電話でフォローされている。ある意味、アイカツ8に選ばれなかったアイドルのファンすべてを代理する立場となった。
3年目の第106話ではあおいが学園のハロウィンイベントで何のコスプレをするのか気になっていたところに、スターライト学園の織姫学園長が自宅に来訪。「穏やかじゃない」を発している。
第111話では大空あかりのファンだと聞かされた友人の東あさひに、ノエルと共にキラキラッターの呟きや、『まぐろ御殿』を収録するあおいの入り待ち・出待ちをしながらアイドルファンのマナーを教えている。このとき何気に紅林珠璃にも「アイカツ先生!」と声援を送っている。
風邪を引いたあさひがあかりの握手会に来られない時にはノエルを介して彼とあかりが電話で直に話せるように取り計らった(実際のアイドル等の握手会では、この行為は禁じられている可能性もあるためイベントごとに要確認)。また彼の自室からパソコンアバターについての設定や操作方法を伝えている。
ちなみにあかりのことは「星宮いちごです事件」の直後から、その一発ネタでは終わらない大物になる可能性を見出しており、かなり注目していたとのこと。
劇場版では父の太一を含めた家族揃って「大スター宮いちごまつり」が開催されたスターライズスタジアムのVIP席で観覧。見渡せば学園関係者も揃っており興奮しっぱなしでもあった。ただ、席がりんごと織姫の間だった為に「僕は今伝説のレジェンドアイドルマスカレードと一緒にいます…」状態で赤面。その事を太一から指摘されても否定はしなかった。ステージからは遠距離だった為、あらかじめオペラグラスで観ている。
第120話では織姫発案の企画「サンクスバレンタイン」で、「アイカツ新聞」の取材を理由にノエルと一緒にスターライト学園を訪問。あおいに手作りの逆チョコを渡そうとするが、同期生や後輩アイドルの人だかりにたじろぎながらも体当たり敢行した(渡す描写は描かれていない)。
パートナーズカップでは自宅でテレビ中継を母と視聴。あかりの行動に感銘しスキップスに一票を投じた。
また2回目となるアイカツ8もテレビ中継を視聴。選ばれるであろう8人を予想し、すべて的中させている。まさに涙を飲んだ前年の雪辱とリベンジを果たしたとも言えるであろう。
ルミナスジャパンツアーの最終日には一人で観覧。ノエルのドリームアカデミー編入試験の準備に関わっていた。また、ドリアカーニバルが開催されたときは「アイカツ新聞」電子版での取材にドリームアカデミーへ訪れティアラに次代のアイドルを尋ね、同じく訪れていたあかり達と共にノエルだと教えられた。
スターライトクイーンカップ前夜祭ではりんごと共に学園を来訪。ゲストのWMに歓喜し、終了後に窓際に佇んでいた美月たちに手を振っている。
最終話ではクイーンカップの翌日「なんでも弁当」を訪れていたあかりに祝辞を述べ、いちご発案のお祝いに参加。遅れてやって来たあおいと蘭をデジカメで撮影し、音城姉妹も駆けつけた折は集合写真も撮っている。この時点で身長は姉やあかりを多少追い越した程度である。
『アイカツオンパレード!』では第7話から登場。りんごとSoleil3人でお弁当の仕込み中に突然やってきた姫石らき・友希あいね・湊みおと邂逅。店内で食事中の彼女達からアイドルの匂いを嗅ぎ分けた。当然あおいの紹介はらいちが受け持ち、Soleilのライブでは団扇を持って応援している。
第19話のバレンタインフェスティバルでは、友希ももねと偶然顔合わせ、第25話ではらき達がドリームライブを行う天の川スタジアムにもりんごと赴き、周囲で打ち合わせを手伝うあおい達アイドルの姿に一喜一憂していた。
「ドリームストーリー」ではノエルのドリアカ代表お披露目をLuminasと観賞。Web版アイカツ新聞のトップ記事として掲載した。
『未来へのSTARWAY』では19歳に成長した姿で登場。背丈も高く声も低くなり、落ち着いた振る舞いができる立派な大人になっていた。「なんでも弁当」の手伝いで「ライチーイーツ」というお弁当の宅配サービスを行っている。
余談
担当声優の瀬戸麻沙美氏は同作で神谷しおん・宮本真子(いちごのクラスメイト)・千堂夢歌(さくら世代のアイドル)など多くの役を演じている。当初はしおん役でオファーを受けたが、らいち役も兼ねることが後から決まったとのこと。『未来へのSTARWAY』では成長したらいちの役もそれ以前から強く志願していたことが通ったという。
関連項目
らいあお あおいとのカップリングタグ。
らいノエ ノエルとのカップリングタグ。
友希ももね 主人公のアイドル好きな下の子ポジション。ラジオ放送に奇抜なラジオネーム(ももねは「きゃるルンルン」)で投稿した点も共通している。上述した通り『オンパレード!』第19話で顔合わせした。