基礎データ
全国図鑑 | No.0392 |
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シンオウ図鑑 | No.006 |
ヒスイ図鑑 | No.063 |
ぶんるい | かえんポケモン |
タイプ | ほのお / かくとう |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 55.0kg |
とくせい | もうか / てつのこぶし(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう/ひとがた |
他言語版の名称
英語 | Infernape |
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イタリア語 | Infernape |
スペイン語 | Infernape |
フランス語 | Simiabraz |
ドイツ語 | Panferno |
進化
ヒコザル → モウカザル(Lv.14) → ゴウカザル(Lv.36)
概要
『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場した、ヒコザル系の最終形態。
名前の由来は恐らく「ゴウカ(業火、豪華、劫火)+ザル(猿)」だろうか。
モウカザルまでと比べると、各部の体毛が白を基調としたものへと変わり、体格も人間に近いすらりとしたものへと成長している。また尻尾の先にあった火は消えて、代わりに頭から大きな炎が噴出する様になり、この炎は一生消える事は無いという。
火焔のような激しい気性の持ち主で、俊敏さに長けており、その身のこなしで相手を翻弄する。
また戦闘スタイルも変わっており、両手両足に炎を纏わせ、それを利用した独特の格闘技を駆使して暴れ回る。
全体的に『西遊記』の孫悟空の様なデザインをしており、胴に巻いてある装飾は、"緊箍児(きんこじ)"と呼ばれる孫悟空の頭にはめられた金の輪のようになっている。
現実のサルと比較した場合、よく似た特徴を有しているのは孫悟空のモデル候補とされるアカゲザルやキンシコウではなく、更にその原典となった猿神を冠するハヌマーンラングール辺りか。
今まで出てきたゲーム開始時に貰える御三家の中でも非常に扱いやすく、シナリオでも対戦でも非常に頼りになった人気の高いポケモン。
第四世代ではゴウカザルの登場で立ち位置を失いかけた者も数知れずで、第4世代を象徴するポケモンとも言える。
また2023年現在、ポケモン御三家最終形態の中で最も小柄で、たかさが最大(3.3m)のジャローダと比べると、2.7倍もの差がある。また、同じ猿系のゴリランダーと比べると0.9mもの差がある。
基本的には二足歩行であるが、走行には二通りパターンがあり、アニポケやポケダンでは二足歩行(後者ではいわゆるNARUTO走りスタイルになっている)、BDSPでは四足歩行になる。
ゲーム上での特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
76 | 104 | 71 | 104 | 71 | 108 | 534 |
大変均整の取れたステータスを持っている。特に「こうげき」・「とくこう」・「すばやさ」の3点が優れている。
特に「すばやさ」においては、登場時点でほのおタイプ・かくとうタイプ両方で最速であった。第6世代ではほのお最速をファイアローに、かくとう最速をルチャブルに明け渡しているが、2世代にわたって2タイプ同時に最速を維持していたのは特筆すべき点の1つである。
覚える技も多彩で、攻撃技では物理に「インファイト」「フレアドライブ」「ストーンエッジ」「じしん」「とんぼがえり」「ダストシュート」「かみなりパンチ」「マッハパンチ」。
特殊に「オーバーヒート」「だいもんじ」「きあいだま」「しんくうは」「くさむすび」などを揃える。
補助技、変化技では「ねこだまし」「フェイント」「アンコール」「ちょうはつ」「ねこのて」「ファストガード」「ステルスロック」「おにび」「つるぎのまい」「わるだくみ」「なまける」など、多過ぎて困るほど。
攻撃と特攻は104と、そこまで高いわけではないが強力なタイプ一致技を覚えるため十分な火力を備えている。
一方で耐久は数値上では中程度あるものの「インファイト」や「フレアドライブ」の影響で脆い。
このように、優秀なステータスや多彩な技を活かし、どのような戦術でもこなしてしまう恐るべき器用さを誇るポケモンである。物理か、特殊か、はたまた二刀アタッカーのどれなのか見分けるのが非常に困難である。その為「存在が役割破壊」という異名までついたことがある。
同じタイプを持ち、特性「かそく」を持つバシャーモとの差別化を図る必要がある。メガバシャーモと違って道具を持つことができる、バシャーモと違って初ターンから素早く動ける、バシャーモは「まもる」や「みきり」を採用する関係上、技スペース的ではゴウカザルが有利、といった差別化点がある。
またステルスロックをバシャーモは覚えられない。そのためステロ+おにびのサポート役として起用するのもよい。
隠れ特性は「てつのこぶし」。
パンチ技の威力が上がるが、ゴウカザルが持つパンチ技は「マッハパンチ」「ほのおのパンチ」「かみなりパンチ」「きあいパンチ」そして、BDSPで新たに追加された「グロウパンチ」くらいしかない。
活用するとすれば「みがわり」「アンコール」と組み合わせて無理矢理「きあいパンチ」を当てる戦術だろうか。
対戦での歴史
第4世代では、その抜群の使いやすさと戦術の豊富さから、対戦環境でルールを問わず高い採用率を誇った。当時はエースアタッカーとして起用され、持ち物は火力を補う「いのちのたま」や、「きあいのタスキ」が多かった。なおタスキ持ちの場合、フレアドライブとの相性が悪いので特殊メインが基本。
第5世代では採用率が減少。ブルンゲルやシャンデラといった苦手な相手が増え、雨パが流行したという点もあるが、何よりBW及びBW2では通信交換でないと入手不可能という点が大きいだろう。この世代で夢特性「かそく」のバシャーモが解禁されたが、入手しているプレイヤーはまだ多くなかった。
第6世代では、ファイアローという天敵の台頭で完全に活躍の場所を奪われた。メガシンカが実装されたこの頃から、ゴウカザル程度の種族値では火力も素早さも不足する印象が否めなくなってしまう。特にライバルだったバシャーモにメガシンカ(メガバシャーモ)が追加され、差を開けられる形となった。
第7世代ではメガバシャーモが猛威を振るい、ゴウカザルはそれとの差別化を考えなくてはいけなくなった。以前の世代はダブルバトルでも活路はあったが、威嚇してくる炎の虎の登場により、ダブルでの立場も失ってしまう。さらに種族値のインフレが進み、ゴウカザルではパワー不足になっていること、苦手なフェアリーが環境の中心にいることから、マイナーポケに成り下がっていた。
第8世代では未だに未解禁のままとなっているのだが、もし解禁されたとしても7世代以上に見ることは少なくなるかもしれない。なんと第8世代の同じく炎御三家のエースバーンの種族値が特攻以外の全てにおいてゴウカザルに勝って(つまり物理一本に絞った場合種族値がゴウカザルの完全上位互換)いたのだ。その上夢特性はリベロ(名前が違うだけのへんげんじざい)という強力なもの。エースバーンはいわ、じめんタイプの技や有用な変化技がほぼ無いなど差別化要素は多々あるものの、バシャーモ以上に目の上のたんこぶとなる存在が現れてしまった。
使用トレーナー
ゲーム版
- コウキ:DPPt・BDSP男主※1
- ヒカリ:DPPt・BDSP女主※1
- ジュン:ライバル※2
- オーバ:四天王(シンオウ)※3
- スモモ:ジムリーダー(シンオウ)
- ゲン:ポケモントレーナー※5
- ヒデヨシ:ブショー
- テル:ギンガ団調査隊※6
- ショウ:ギンガ団調査隊※6
- ペリーラ:ギンガ団警備隊隊長
- キャンデラ:チームヴァーラーリーダー
※1 最初にヒコザルを選んで進化させた場合
※2 主人公がナエトルを選んだ場合
※3 ポケモンマスターズでもバディー
※4 PWT
※5 バトルタワー
※6 主人公がミジュマルを選んだ場合
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンGO
- シンオウ組の追加と共に実装された。ほのお御三家の中では比較的出現率が高め(ヒトカゲやヒノアラシはもちろん、アチャモよりも高い)であり、運がよければ巣に行かなくとも一日に数匹出会えることも珍しくない(ただし、捕獲率は他の御三家同様低めなので注意)。そのため、アメ集めの難易度は低め。
- 何かと比較されることの多いバシャーモがほのお・かくとうの両方で優れた働きを見せていたため、このゴウカザルも同じくほのお御三家のエースとして大活躍してくれるのではないか……と期待していたプレイヤーも多かったことだろう。だが、いざ蓋を開けてみると全然そんなことはなかった。
- まず、原作のステータスを概ね引き継いだためにバシャーモよりも攻撃力が低い。原作では攻撃力の低さを素早さの高さで補うことで何とか戦えていたのだが、生憎本作では素早さのシステムそのものが存在しない(CP値を算出する際に原作のすばやさの種族値が多少は加味されるようだが、正直殆ど気にならないレベル)というのも致命的であった。
- さらに、覚えられる技が貧弱そのもの。通常技は「いわくだき」と「ほのおのうず」となっている。このうち「ほのおのうず」は問題ない性能なのだが「いわくだき」はDPS、EPS共に「カウンター」に大きく引けを取る技でありこの時点でかくとうタイプとしての役割は全うできないといってもいい。
- ゲージ技に関しても問題があり、威力70の1/2ゲージ技「かえんほうしゃ」、威力100のフルゲージ技「インファイト」、威力180のフルゲージ技「ソーラービーム」(不一致)、そして限定技の「ブラストバーン」となっている。……見てわかるように、どういうわけか、中途半端な威力の技しか覚えてくれない。
- ほのお最終進化系の十八番である「オーバーヒート」は勿論、かくとう最強のフルゲージ技である「きあいだま」も覚えられない。一応、「ブラストバーン」を覚えさせれば多少活躍できるようにはなるが、こいつ以外のほのお御三家も覚えられるので、完全にその陰にうずもれてしまっている。何よりも限定技なので機会を逃すとそう簡単に覚えさせられないという点もネック。
- 身も蓋もない言い方をしてしまえば、完全に劣化バシャーモである。当然ながらジムの防衛やレイド等でもゴウカザルが使われることはまずない。普通にバシャーモを育てて運用した方がずっと火力が出るからである。しかも、2022年12月にメガシンカが解禁され、更なる超火力を手にしてしまった。
- 原作でもここ最近は不遇な扱いを受けていたゴウカザルだが、まさか外伝作品でもその流れを引き継ぐことになってしまおうとは…。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーなど〉
〈ゲストなど〉
- オーバのゴウカザル
- CV:坂田将吾(新無印編第100話)
- DP編165話からオーバのパートナーとして登場。更に回想ではヒコザル・モウカザル時代が描かれた。
- DP編最終話191話ではチャンピオンリーグに挑戦しシロナと対戦する場面がテレビ中継され、結果は彼女のガブリアスに敗れた。
- 新無印編第100話ではポケモンワールドチャンピオンシップスにおいてダンデのリザードンと戦うも敗北する。
- 劇場版『ディアルガVSパルキアVSダークライ』
- コンテスト参加のためアラモスタウンを訪れたゲストキャラクター・マキのポケモンとして登場。
『Pokémon Evolutions』
- コウキの選んだヒコザルが、後半でゴウカザルに進化して登場。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- パールのサルヒコ
- 性別:♂・特性:もうか
- 性格:やんちゃ・個性:かけっこがすき
- 元々はナナカマド博士がパカ&ウージに渡す予定だったポケモンで手違いなどもあって譲られた。
- 手違いとはいえ、ヒコザル時から素早い崖登りと「ひのこ」を利用したピッキングを得意としてる為、スピードを重視するパールと気が合う。
- くすぐりが弱かった様だが進化してからはなくなった模様。
- ハクタイシティでの特訓中にモウカザルに進化。尻尾の炎の火力を爆発的に上げることでジェット噴射ができるように。軽業のような動きが得意ではあるが、繰りだす炎はノーコンであった。
- トバリジムでのスモモ戦ではプラチナの手持ちとして参戦し、激闘の末にリオルを倒す。
- ギンガトバリビルでの戦闘中にゴウカザルへと進化。より強力になったかくとう技や、口からのジェット噴射を使う様になる。
〈パールの手持ち〉 |
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ペラヒコ (ペラップ♂️) |
サルヒコ (ヒコザル→モウカザル→ゴウカザル♂️) |
トラヒコ (ルクシオ→レントラー♂️) |
ゼルヒコ (ブイゼル♂️) |
ディグヒコ (ディグダ♂️) |
タロヒコ (ケンタロス♂️) |
『DP物語』
- ミツミのゴウカザル
- ナナカマド博士の助手をしているミツミの手持ち。シロナのガブリアスと対等に渡り合う実力を持ち、ポケモンコンテストではマスターランクで出場している。
- ミツミがギンガ団に在籍時、ナナカマド博士の研究所を襲撃した際にナナカマド博士に説得された後にヒコザルを渡され、その事を切っ掛けにミツミがギンガ団を裏切っている。
- 作中でミツミがアカギ(入れ知恵したのはプルート)によってかつて可愛がっていたイーブイを人質に取られた事でやむを得ずギンガ団に戻り、バトルでハレタ達を苦しめるも、野生児ハレタ自身もバトルに加わった事で戦況が一変、彼のポッチャマに敗北した。
関連イラスト
関連タグ
0391.モウカザル→0392.ゴウカザル→0393.ポッチャマ
シンオウ御三家・最終形態
炎御三家・最終形態
ポケモン | 該当地方 |
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リザードン | カントー御三家 |
バクフーン(ヒスイバクフーン) | ジョウト御三家(ヒスイ御三家) |
バシャーモ | ホウエン御三家 |
ゴウカザル | シンオウ御三家 |
エンブオー | イッシュ御三家 |
マフォクシー | カロス御三家 |
ガオガエン | アローラ御三家 |
エースバーン | ガラル御三家 |
ラウドボーン | パルデア御三家 |
同複合タイプ
猿ポケモン仲間
マンキー/オコリザル/コノヨザル |
エイパム/エテボース |
ヤルキモノ/ケッキング |
ヤナップ/ヤナッキー バオップ/バオッキー ヒヤップ/ヒヤッキー ダルマッカ/ヒヒダルマ ガラルダルマッカ/ガラルヒヒダルマ |
ヤレユータン ナゲツケサル |
サルノリ/バチンキー/ゴリランダー(キョダイマックスゴリランダー)※ ザルード |
タギングル マシマシラ |
※御三家猿仲間