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…そういう事かよ…ジン!!

やぼうにおぼれたおとこのあわれなまつろ

劇場版名探偵コナン『黒鉄の魚影』に登場するあるキャラクターが放ったセリフである。
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【注意!!】

この記事は劇場版名探偵コナン黒鉄の魚影』の終盤における重大なネタバレが含まれています。


























概要編集

発言者であるピンガは「黒鉄の魚影」に登場した黒ずくめの組織のメンバーにして、組織のナンバー2であるラムの側近。

本作のメインヴィランでもある。


プライドが高く協調性に欠けており、他の構成員にも横暴・威圧的な性格で自身の野望の為なら手段を選ばず、他人を蹴落としてでも出世するという自分勝手かつ自己中心極まりない性格である。

作中において灰原哀を連れ去り、真実を暴露された江戸川コナンに対して平然と暴行を下し、武術を有する毛利蘭も殺めようとし、更には無関係の人間を平然と殺害し、その上殺人を犯しても感情の変化は一切見せず平然と振る舞う等、歴代映画犯人でも冷酷非道かつ残虐さはまさにトップクラスともいえる。


そして、コナンに正体を見破られた後はそのまま警察の手を掻い潜り、海中へ逃亡し、組織が有していた潜水艦へ逃げ込もうとした。


だが、この時ジン達は組織の情報を隠蔽する為に備え付けの潜水艇で安全圏まで離脱した後、機密保持を兼ねて艦の爆破を決行。

無論、ピンガ自身はその情報を知らず、潜水艦にたどり着いた時点で既にもぬけの殻で鍵を掛けられて開ける事が出来ず、自身の正体を警察関係者に明かした事や計画外の殺人まで犯した大罪の関点から組織からはもはや不必要と見做され、全機密保持の生贄として見殺しにされてしまう。


そして、蹴落とそうとしていたジンに逆に嵌められた事に気付き、自らの死を悟った際に上記のセリフを発し最期はそのまま潜水艦の爆発に飲み込まれていった。


尚、死の間際でも決して臆する事なく、最後にはニヤリと不気味な笑顔を浮かべるという最後まで悪を貫く所業を成し遂げた。


結局、彼の行動は最初から最後まで自分の欲に対するものばかりで、最後はトカゲの尻尾切り同然に組織から見放され、哀れな最期を迎えるという自業自得な末路を遂げたのであった。


余談編集

当初の案では「クライマックスでコナンに命を救われて改心するが、警察に逮捕された際に組織の情報を話そうとしたために口封じでキャンティに射殺される」という奇しくもアイリッシュに近い結末であり、最終的に現在の形へと変更された。

また、他にも笑みを浮かべて爆発に飲み込まれていくという最期ではなく「クソ!」などと言いながら必死に逃げようとするも爆発に巻き込まれる、という本編以上に小物感があふれる最期を遂げる案もあった。


関連タグ編集

名探偵コナン 黒鉄の魚影

ピンガ(名探偵コナン)

アイリッシュ(名探偵コナン) キュラソー(名探偵コナン):黒の組織が主題の劇場版に登場するオリジナルキャラクターつながり。ただしこちらはコナンなど他人を助ける形で最期を迎えており、ピンガとは対照的である。(特にキュラソーは組織に裏切られる形ではなく、自分から組織を裏切っている)

また、コナンもしくは灰原のに気付いた後にジンがきっかけで死亡しているという共通点がある。

ちなみに、アイリッシュはジンの立場の失墜という行動目的自体は共通しているものの、方や恩のある者を殺された恨み、方や自分がのし上がるためとその動機は大きく異なる。

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