概要
カロス地方の中心に位置するカロス地方一の大都会であるミアレシティのノースサイドストリートに建っているとあるビル。このビルに初めて入り、エレベーターに乗って2階へと上がった時、その現象は起こった…。
主人公がエレベーターを降りた瞬間、それまで流れていた明るめなBGMが急に止まり、画面が一瞬暗くなったかと思うと、主人公の後ろに不気味な風貌をした謎の女性が立っていた。女性は主人公を通りすぎると静かにつぶやいた。
「あなたは違う…」
そうつぶやいた女性は静かにオフィスの奥へと消えていった…。
女性が画面上から消えた後、オフィスの奥に向かっても既に女性の姿は無い。周りに扉やエレベーターなどは無く、主人公の乗ってきたエレベーター以外ではこの階から出ることは出来ないはずだが…。
幽霊…?
この女性は移動している時に全く脚を動かしていない。片脚のみを上げて、そのまま静かに主人公を通りすぎていくのである。そう、まるで宙に浮いているかのように…。
その不気味な演出は多くのプレイヤーにトラウマを残した。中には夜中にプレイしている時にこのイベントに遭遇して眠れなくなってしまった子供もいたとか…。
この女性の正体はストーリーを進めてもイベントをクリアしても明かされず、その後触れられることも全くない。
そのためファンの間では「幽霊ではないか…?」とささやかれている。主人公に何もせず消える辺り主人公に敵意を持っているわけではないようだが…。
隣接するホテルにはエレベーターの音を聞き続けているという類似した容姿の女性が登場する。話しかけると「ダマレ エレベーターノオトガキコエナイ」とこれまた不気味な台詞を吐く。なお、インターネット上には「エレベーターの音が邪魔なんだよ」という台詞が出てくるとある都市伝説の話が存在するがそれをモチーフにしたかは不明である。
また、後に発売されたORASのおくりび山にも「あなたは違う・・・」と呟くオカルトマニアが登場した。こちらはXYのようにホラー的な演出がないことからちゃんと生きていると思われるが、最後に「……ぁ」と謎の呻き声を上げている。
ORASはXYよりも前の時間軸の話であるため、彼女が問題の女性の生前の姿である可能性もあるが、真相は定かではない。
いつかこの女性の正体が明かされる日はやってくるのだろうか…。
もしかしたら気づかないうちにあなたの後ろにも立っているかもしれない。