概要
田舎に引っ越してきたおじさんと異種族との心温まる交流を描いたお話。
作者はU-Non氏。
登場人物
おじさん
物語の冒頭、単身で田舎に引っ越してきた。
性格は寡黙で温厚。
突然現れる異種族にも動じず、紳士な対応をしている。
趣味の一つは家庭菜園。
ミムルゥが差し入れた山菜汁の改善点を的確に指摘するなど、料理の腕も確かな様である。
現段階で本名は不明。
ミムルゥの両親曰く、魔法の素質と禍々しいマナの持ち主。
ミムルゥ
引っ越し早々からおじさんのもとに現れたエルフ。
それ以降、おじさんの家に寄り付く様になった。
得意料理は山菜汁だが、出来栄えはいまいちの様である。
魔法使いでもある。
幸(さち)
おじさんの家庭菜園に突然生えたアルラウネ。
シャワーが大好き。
幸という名前はおじさんが付けたもので、産まれる前におじさんの妻共々亡くなってしまった子供につける予定だったもの。ミムルゥ等からは「さっちゃん」と呼ばれる。
現段階で言葉は発しておらず、会話が可能かどうかは不明。
実は、その魂はおじさんの亡き子その人。死期を悟った母の魔法によってアルラウネとして転生した。
人形部と花冠部に分かれている。
人形部
- 頭頂部に花が咲いていて、普段は蕾だが喜んだり興奮すると開花する
- 肌を覆うと光合成を遮ることになるため、着衣は必要最小限に留めている。
- 2足歩行
- 普段は幼女っぽい外見だが、栄養を溜め込むと一時的に大人化する。
- ミムルゥから魔法を教わり、使えるようになった。
花冠部
- 中央に人形部が収まるスペースがある。
- 触手が生えており、幸の意思で自在に動かす事ができる。
- 底部に多くの足があり、移動する事も可能。
ゴーレム
泥でできた体を持つ不定形の少女。
無口。
おじさんが菜園用に土壌改良を行っているのを見て、増えすぎた体の泥をお裾分けに現れた。
体の泥は土壌改良や泥パック等、色んな事に役立つ。
レムルナ
ダークエルフの少女。
ミムルゥの幼馴染で、「レム」「ミム」と呼び合う。
間延びした喋り方。
おじさんの妻
故人だが、幽霊として現れた。
生前に妊娠していたが、出産前に死去。死の前に、幽霊として復活できるよう準備したり、胎児をアルラウネに転生できるようにしたり、おじさんが色んな人と出会えるようにチャームの呪……祝福を授けてたりしていた。
ミムルゥ曰くレイスかネクロマンサーかリッチか死神のような存在らしい。
アルメラ
悪魔の少女。
シャイ。
とある偶然から自身がおじさんに召喚されたと勘違いし、魔界から現れた。
静(しずか)
影に潜む不定形種族「シャドウ」の少女。
ミムルゥの両親に拉致られたおじさんが帰還する際についてきた。
名付け親は幸。