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概要

キャッチフレーズは「やめられない、とまらない」。小指大の短い棒状のスナック菓子

小麦粉をベースとした生地にエビのミンチを練り込んで乾燥させ、その後塩と共に炒り上げ、味付けして作られている。香ばしいエビの風味とカリカリとした食感、程良い塩味はそのキャッチフレーズの通りとても後を引き、おやつにも酒肴にも向く。

開発のきっかけ

カルビー創業者松尾孝が海老の天ぷらを好物としていたことに由来する。松尾は少年時代、川で捕ったエビをかき揚げにしてよく食べており、この美味しさを菓子として茶の間に届けることを目的として商品開発したとのこと。

1955年に「かっぱあられ」を販売、これが西日本で売れたためその後10年に渡りシリーズ化されたが思うように売れず、1963年に初めてエビを入れた“かっぱあられ味王将とスティック形状にした“かっぱの一番槍”を合わせた形態の「かっぱえびせん」を販売開始した。

そうして開発されたかっぱえびせんはカルビーの業績を一気に押し上げる人気商品となり、現代においてもポテトチップス(かっぱえびせんをアメリカに売り込みに行った際に存在を知り、商品として取り込んだとのこと)と並んでカルビーの主力商品、定番菓子の一つとなっている。

余談

  • 元となった「かっぱあられ」のネーミングは当時人気漫画だった清水崑の『かっぱ天国』に着目、松尾は清水に会うとお互い意気投合、「かっぱ」の名称使用の許可・パッケージに用いるかっぱイラスト・「かっぱあられ」の文字を得ている。
  • 元プロ野球選手で名球会入りした山内一弘は指導者(打撃コーチおよび監督)時代に熱心な指導姿勢とキャッチフレーズの「やめられない、とまらない」をかけて「かっぱえびせん」と呼ばれた。

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かっぱえびせん
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