かき揚げ的なものが描かれた作品に付けられる。
概要
天ぷらの一種。「掻き揚げ」とも書かれる。
芝海老・桜えびなどの比較的小型の魚介類、笹掻きのゴボウやニンジン、細切りのタマネギなどを天ぷら衣に混ぜ、円盤状、または塊状にまとめて揚げたものである。
そのまま塩や和風麺用の麺つゆ、醤油などで食する他、丼飯に載せてつゆをかけ「かき揚げ丼」(小柱などの海鮮かき揚げでは「品川丼」とも)とする、つゆを張ったうどん・そばに載せる等が代表的な食べ方である。現代においては大きな海老天などを載せることが多い「天ぷらそば」「天ぷらうどん」等は元々はかき揚げを載せていたものであるともされる。
一方でその形状等から油の吸い込み量が多い上に具材の水分でふやけたりするのが早く、作成から時間が経つと極端に味が落ちる料理でもある。
カップ入りインスタントそばのうち「天ぷらそば」とされるものには大概かき揚げが添付されており、特に日清食品の「どん兵衛」は麺を戻し食する直前に載せよ、と指示していることが特色である。「後のせサクサク」のキャッチフレーズの通りスナック菓子のような香ばしい歯ごたえが楽しめるが、無論先に入れてつゆをたっぷり吸わせた上で賞味するのもよいとされる。
一般的なレシピ
NHKの「あさイチ」にて紹介された、フードスタイリストのマロン氏(板井典夫氏)によるレシピより抜粋転載する。詳細なレシピは該当サイトを参照されたし。
- 笹掻きにしたゴボウ・ニンジン、枝豆、桜えびをあわせ、天ぷら粉大さじ1をまぶす。
- 別なボウルに天ぷら粉大さじ2、ビール大さじ1~1.5、砂糖少々を混ぜ合わせ、具材を加えてからめる。
- 天ぷら油を170℃に熱し、オーブン用耐熱紙に載せた2.を浮かべる。
- 自然に半分程度沈んで周囲が固まるまで揚げ、裏返して完全に火を通す。
- 取り上げて油を切り、熱いうちに塩適量をふる。
pixivにおけるかき揚げ
純粋なるかき揚げもあれば、
擬人化されたかき揚げもある一方、
なんだかよく分からないかき揚げもあるといった感じである。
タグ付け注意点
全部ひらがなの「かきあげ」は髪をかきあげる仕草に対するタグなので混同に注意。
関連タグ
余談
意外だが、マルちゃんこと東洋水産ではかき揚げを単品販売している。