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さーたん(comico)

さーたん

『さーたん』は、スマートデバイス向けの有料(一部無料)漫画アプリ『comico』で連載・配信されているweb漫画作品。作者はユウビ。
目次 [非表示]

地面に埋まっている子供を救ったらなんと第16代目魔王だった!

その名も、サータニア・タヴェルバス・ムー…(省略)。


恋愛脳ダダ漏れのサータニアを始め、主人公の周りに次々と悪魔が現れる!

食い意地が異常なヴェール。脳筋のタロト。ここぞとばかりに出番を狙うレヴィア…。

多くの悪魔との出会い。そして魔界という過酷で特殊な世界を知った主人公は勢い余ってとんでもないこと約束してしまう…!


300話以上で織りなす大スケール異世界ファンタジー!

(※2章は欠番扱い)

(「作品情報」頁より抜粋)

概要

スマートデバイス向け有料漫画アプリ『comico』にて毎週火曜日更新。作者はユウビ

土に埋まって犬に噛まれていた魔王を助けたことにより彼女に一目惚れされた主人公と魔王、そしてその側近達を中心に繰り広げられるギャグアクションファンタジー。

主人公の濃すぎる顔芸細かすぎる小ネタ等満載の少々ニッチなギャグパートと迫力あるアクションシーンとドラマチックな展開が熱いシリアスパート、とギャップが激しいのが特徴。

2013年10月より連載開始。『comico』のサービス開始当初から連載している漫画の1つである。

登場人物

声優は「声龍門」でのもの。

声-加隈亜衣

ちょっ……かなり変わった年齢不詳の童女。「彼」に一目惚れし一人前のレディになるため奮闘中。


声-松岡禎丞

犬に噛みつかれていた童女を助けた。主人公。名前はまだない。


声-米澤円

黒髪が特徴の女性。賢いが食べ物のこととなると暴走しがち。


声-米澤円

銀髪の女性。真っ直ぐな性格で怒りっぽい。意外と常識人のためツッコミに回ることもしばしば。


声-加隈亜衣

頭にツノの生えた桃髪の女性。「屁太郎」の名付け親であり、執拗に出番を欲しがっている。


あらすじ(1章〜3章)

各話に章が振られているが何故か2章のみ存在しない。作者によると「なんとかカットした」とのこと。2019年現在、この2章が公開される予定はない。

ちなみに作者曰く「数字には意味がある」とのこと。3章が2章となることはない。つまり--

1章

男(主人公)とサータニアの出会いから彼の魔界訪問、そして悪魔・ヘラとの邂逅を描く。


「魔界へ行こう!」編

ある日、魔王とその部下「ヴェール」は男を魔界へ招待する。

魔界は生物が適応できない世界だが、ヴェールの作ったお守りにより適応する術を身につける-

魔界へ向かった男たちだが、トラブルの発生により各地に散らばってしまい--

  • ノヴァ

ヘブンズロードに存在する石像。土で出来ているように見えるが破壊も移動も不可能。「寒そうに見えたから」(あと作画が少しだけ楽になる)という理由で自らの上着をかけてくれた主人公の想いに応えるかのように焼きそばの材料を増殖させた。

なお、ヘブンズ・ロード内には同じような石像がほかに2体確認されているようだが--


「??と呼ばれた悪魔」編

人間界へ戻り平穏な日常を過ごしていた時、窓から「ヘラ」と名乗る悪魔が現れ、契約を迫る。

だがヴェールの乱入により妨害、悪魔は逃亡するー

その後ヘラと再開するが、その姿は穏やかであり、彼女は自身の目的を男に語る--

…そうだな青年、考えたことはないか?

死んだ人に 会いたいと

  • ヘラ

彼の部屋に突然現れた痴女……ではなく悪魔。彼に契約を迫り、また傷を受けてもたちまち回復する、体構造が人間に近いと謎が多いが--

彼女の服装については

「何コレ?完全に変態じゃない」〜レカリア=キトカ〜

服のデザインが頭オカシイ」〜ユウビ〜

と散々である。厳密には服では無いのだが…

レカリアによると「防御の箇所を一点に絞ることで火力とスピードを上昇させる構造」であるとのこと。

また、よほど自信が無いとこのスタイルは難しい、と付け加えている。

  • カステラバースデーマン

この世界の大人気アニメおよびその主人公。主人公は大のカステラ好きであるが体が弱く、たまたまかかった風邪で死にかけるが、せめて死ぬ前に頭に大好きなカステラを乗せて、ついでにローソクを立てて誕生日を祝おうとするも(別に誰の誕生日でもない)、その行為が謎の宇宙人に見られ盗撮されてしまう。

この写真をばら撒かれたくなければ悪と戦えと宇宙人に脅迫されてしまい、仕方なく体を鍛えて悪と戦うハートフルミステリアスヒューマンドラマ。(てきとう)

原文そのまま

ちなみに彼は4章にもちゃっかり登場している


1-3章幕間

窓からの闖入者再び。

「…やめておけ 鎌で斬られたら……痛いんだぞ…」

  • デイビー

新人悪魔を名乗る少女。鎌を用いる点、身体の構造が人間のものに近い点などから悪魔ではないとサータニアは推測したが、その正体は--


2章

欠番扱い。ただし「カットした」とのことなので公開していないだけで存在はしていると思われる。

もしかしたら何かの拍子に突然2章が開始するかもしれない。


3章

ヘラとの別れ…数々の苦難を乗り越え、平穏な日常が帰ってきた。

男は家族の悪魔との約束を果たす為再び魔界へ行く--

魔界で文化の交流やコミュニケーションを取り親睦を深める男達だったが、突然男は姿を消す--

この日を境に--

  • キャンディ

ヘブンズロードで出会ったブロンドの悪魔。再会したダーリンの顔にいきなりキツイ一撃を叩き込む。絵文字で喋る。

  • ブック

さーたん「ブック」アイコン

ヘブンズロードで出会った緑色の男性型の悪魔。1章にて自分達を恐がらずに遊んでくれたダーリンを兄貴と慕う。

  • ブーン

蠅型の悪魔。ブックを兄様と慕う。ブーンしか喋らない。

  • フサフサ

毛むくじゃらの悪魔。ブーンとブックと共によくつるんでいる。フサフサとしか喋らない。

  • レカリア=キトカ

魔界にある「キトカランド」の領主。

  • リマ

レカリアの側近であるリザードマンの女性。


あらすじ(3章後の裏メイン以降) ※メインキャラクターに関する重大なネタバレを含むため注意


裏メインストーリー

「…やっぱり 来ちゃいました」


一段落つき帰路につこうとしていた男達の前に現れた謎の女「アリシア」。別の次元から彼等を見ていたと語る彼女にエクレアを始めとし皆が警戒心を露わにする中、彼女は告げる--


「貴方を… バラバラにする為に参りました」


  • アリシア

別次元から来たと語る謎の女性。ダーリンと会えたことを喜んでおり、また彼も既視感を感じていたが--

その正体は全てが始まったときに存在し、モノクロームに彩を授けた「始祖」の一人。


  • エリア

ヘブンズ・ロードに存在する石像である「ノヴァ」の本名。クーリエの双子の妹である。生前に暴漢に襲われた姉を守る為に事象を操りうる力「プロヴィデンス・カウント」を習得。詳細はこちらにて解説。

1章にて崖から落ちて死ぬ運命にあったダーリン、そして連鎖的に生じる魔王によってもたらされる破滅を回避するために、彼にプロヴィデンス・カウントを授ける。

  • クーリエ

エリアの双子の姉。1章にてダーリンの大切なものを奪った。

地球から遥かに離れた「外」の世界で生まれ育つ。政府に騙され、姉妹ともに星を削り取るブラックホール「エクスマリー・キュー」を鎮めるための人柱にされその生涯を終えた。

死後、「ヘヴン」と名乗る男によって摂理の羽を託され、世界を監視し「黒」を食い止める「悲願の子」となる。

彼女の石像もヘブンズ・ロードに存在する模様。

  • アン

エリアとクーリエが姉妹の契りを結んだ「悲願の子」。1章にてノラに人間の身体を与え、また3章では悪魔達がフェリルノートの夢から醒めるよう働きかけたり、ヴェールの分身に憑依してサポートしたりした。本人の口振りとクーリエの話によると何か他に思惑があるようなのだが--

タロトの話によるとヘブンズ・ロードにはノヴァ以外に石像が2つあるらしい。おそらく2体のうち1体は彼女のものであると思われる。

ヴェールの過去

再びキトカランドを訪れたサータニア、ダーリン、ヴェール。彼のリアンとの稽古を見守るヴェールに、レカリアは彼女のルーツを尋ねる。


「…最初に言っておきますが、あまり愉快な話ではありませんよ?」

「いいわ。本当につまらないなら勝手に寝るから」


  • ヴェロニカ

中世の裕福な家の末娘として生まれる。容姿端麗であり、何不自由ない幼少期を送っていたが、父が事故死したことにより会社が倒産。借金により家族は身売り、強制労働に駆り出されバラバラになる。

盲目であった彼女は最後まで買い手が見つからず、最後には農家にタダ同然の価格で引き取られた。

以後、納屋の中でその生涯を過ごすことになるが、ある日--


  • 蠅王ベルゼブブ

かつて魔界統一を目指し魔王に破れた大悪魔。悪魔の中では珍しい繁殖型。中世に盛んだった悪魔召喚により人間界に喚ばれ、ヴェロニカと出逢う。


  • ベル

ヴェロニカとベルゼブブの間に産まれた娘。苦しい生活の中で母の愛を受け逞しく生きていたがーー


4章

-夢から覚め…そして蝶は飛び立った。

男は遺された種とその生きた証、誓いを胸に生きていくことを決意する。


男は目覚めた。

これまで色々な事が続いていた為、平穏で穏やかな日常を過ごす事。これが男の目標であった。

エルフのご近所さんや子供達との触れあい…

ちょっと気難しい娘のダークエルフ「リーフ」 そのファンキーな祖父「ホビー」

彼らとの生活はまさに平穏で穏やかな日常だったが、数日が過ぎた頃ようやく異変に気がつく。


…なーんか…おかしくね…??


  • リーフ

ダークエルフの少女。

  • ロベール

人間の国の騎士団長。

  • マリースター

人間の国の王女。初対面のダーリンに一目惚れし、直後にスカートをめくられる。

城下町で出会った金髪の少女。

  • ジョゼフ

城下町で出会った眉毛のない男。「呪器」と呼ばれるダークエルフ製の武器を追っている。

  • ジャック

城下町で出会ったスキンヘッドの男。ジョゼフの弟であり、ロベールに襲われたところをダーリンに救われる。やたらモテる。

  • エルタニア

エルフたちの戦闘集団「ホワイト・エルフ」の女王。サータニアにそっくりな容姿をしているが--


4-5章幕間

4章の後日談やタロトの過去編、そしてこれまでの伏線回収、答え合わせなど。

或る日の悪魔

かつてヘブンズ・ロードで猛威を奮った白髪のオーガスの話。

彼女は如何にして「白髪の悪魔」となったのか、そして何故魔王城にて暮らすようになったのか…彼女の口から語られる。


5章

エクスルータでの一件を終え、無事(一部無事ではなかったが)日常に戻った主人公達。

そんな中、ヴェールが誰かに監視されていることを感知しレヴィアと共に調査。

対峙した監視者の姿は誰かにそっくりでーー


余談

  • 実は連載開始以前にpixivで公開していた作品のリメイク(現在は削除済)。なお内容は一新されている模様。
  • 書籍化、アニメ化ともに作者は否定的だが実は既に声がついている


2015年春クールにTOKYO MXにて放送されていた声優発掘バラエティ「声龍門」第12回にて、ゲスト声優がcomico作品にアテレコする「クールアテコ」枠で豪華なゲスト声優陣に声を当てられる。

  • 各章毎に「名前」と「対極」がテーマになっている。例:1章→サータニア(霧の住人)、ヘラ
  • 2019年10月をもって連載6周年を迎えた際、作者があとがきにて「RPGに例えると今回やっとフィールドに出たあたり」と発言。プロローグが終わり6年がかりでようやくスタートラインに立ったところであることが明かされた。
  • 2019年11月、作者の引越し作業中に読切時代の設定画が発掘される。本人は捨てる前の供養のつもりで画像をUPしたのだが、その後読者から「捨てるなんてもったいない」「読者プレゼントに是非」とのリプライが複数届き作者を驚かせた。尚、この設定画ではサータニアとヴェールの原型ともいえるキャラクターが描かれていたのだが、「おっとりしていておとなしい性格」と紹介されていた。あの大食らいのデキる女()が……?
  • 2020年最初の更新(※先読み版。無料レンタル解禁は5月上旬)である新年回にて漫画の大幅な仕様変更を行う予定だと発表。作者コメントによると「結構変化はわかるかもしれないが人体に影響はない」とのこと。
  • 4章128話「XXXIX ー終幕1ー」より1話分を拡張して4分割し、1ヶ月で1話ずつ進行するように変更。また、自らのモチベーションを保つために、制作の際に普通の漫画の形式でコマ割りし、それを縦読み形式に変換するようにしたとのこと。さらに画質も向上している(DVDより少し低い状態から8Kより少し高い画質へ)。



  • 2020年8月7日18時より、2週間限定で200話分(4章の冒頭あたりまで)無料公開されている

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