概要
年末年始にかけてみられる「しぶんぎ座流星群」の由来となった星座。
りゅう座とうしかい座の間に位置する5~7等星程度の星で構成されていたが、しぶんぎ座の消滅後はうしかい座・りゅう座の領域に編入となった。
なおしぶんぎ(四分儀)とは天体観測や緯度の測定などに使う測量器具で、ろくぶんぎ座やはちぶんぎ座と同系統のアイテム。
四分儀の角度は90度あり、これは円(360度)の1/4なのでこの名前がついた。1/6でろくぶんぎ、1/8ではちぶんぎ。
当然だが角度の大きい四分儀が一番広範囲に対応する。
設定者はジェローム・ラランドというフランスの天文学者。近代天文学の父と称される高名な学者だが、これを設定した理由は「教員時代に甥のミシェル君と天体観測した記念」という私情だったのであえなく廃止となった。ちなみにラランドの作った「ねこ座」も彼の飼い猫をモデルにしていたので廃止という憂き目に遭っている。
関連タグ
はえ座・ぼうえんきょう座:はえ座やぼうえんきょう座は現役、「きたばえ座」と「ハーシェルのぼうえんきょう座」についても記述あり。