解説
「ゆるゆり」の登場人物である吉川ちなつが描く、「独特」という言葉で称するにはあまりに禍々しすぎる絵画世界を称する言葉として使用される。
13歳中学生女子とは思えぬ荒々しい線を基調に、異様なまでに黒色が多用されたどす黒い濁った基調の色塗りを特徴とする。
アニメ第1期第6話での登場時に、魔法少女まどか☆マギカに登場した魔女やその結界空間を想像した視聴者が多発したことから、そのデザインを担当した劇団イヌカレーにちなんで「ちなカレー空間」等の名称が広まった。
ちなカレー空間登場回
アニメ第1期
- 第6話:吉川ちなつオリジナルの紙芝居「どうして☆止まらない☆トキメキ☆ドキドキ☆パラドックス エターナル」にて初登場し、ごらく部メンバーと視聴者を恐怖のどん底に突き落とした。赤座あかりに至っては白目をむいて気絶する程であった。
- 第7話:赤座あかりが吉川ちなつから受け取った年賀状を見て、ここでも気絶するシーンが描かれている。
アニメ第2期
- 第1話以降:アイキャッチの吉川ちなつ登場時に突如登場し視聴者を驚愕させた。
- 第8話:「ちなつ無双」のエンディングで、悲鳴SEと共に、ちなカレー空間のイラストによるエンディングが深夜(東京地区ではAM2:30前)に放送され阿鼻叫喚の騒ぎとなった。スタッフが謎の本気を出して3DCGにより立体感を付与したことによりなおのことおぞましさが強化された。なお、BGMとして吉川ちなつと船見結衣のデュエット曲「ガールズパワーで」が事前情報なしに登場するというサプライズもあったのだが、画のサプライズの方があまりに大きすぎて曲が頭に入らない視聴者が続出した。
- 第9話:オープニングの背景に「部活動中の結衣センパイ」を描いた背景が登場し、呼び出されたあかりが振り向いたとたんにフリーズ状態となった。
- 第10話:手書きの便箋に使い魔かなにかのような物(本人が何を意図したのかは語られなかったため不明)を3体ほど描き、あかりがあやうく気絶しかけた。
- 第12話:学園祭の劇の終盤で、舞台一面に墓場...ではなく「教会」のイラストを描き一同をどん引きさせた。ちなみに姉の吉川ともこはこの絵を見て「我が妹ながらなんて素敵な絵」などと発言している。