曖昧さ回避
概要
どんど焼きとは、小正月(1月の内の正月以降)に行われる祭りである。どんどとは陰陽道の女神である歳徳神とも鼓のなる音とも言われる。
正月の飾りや書初め、達磨の像などを集め、建てた木に纏わりつかせて燃やす。その際に餅などを焼く。
地方によって、左義長という所もある。左義長は元々宮中儀礼であり、毬杖3本と青竹、扇子や短冊を結びつけたものを焼き、陰陽師(唱門師)安倍大黒党がこれを囃し立て鼓を打ち、その燃え方で吉凶を占うものだった。その儀礼をやっていた唱門師が後代(鎌倉時代らしい)「野生の陰陽師(仏教徒の関係だという可能性がある)」として民間に流れ、各地での式次第を行ったことで全国に広がったとされる。
一方で左義長とは別に、元々は中国の元宵節にて松明と灯籠を燃やす習慣(現在の中国では提灯を使う)が、韓国に伝わり正月テボルムにて松の枝と藁を積み上げたものを燃やす「タルチッテウギ」に変化し、さらにそれが日本に伝わったものがどんど焼きであると言う説もある。