概要
東方Projectに登場する河城にとり、鍵山雛、犬走椛の三名によるグループ。
三名はいずれも『東方風神録』に初登場した。
登場順では雛(Stage2)、にとり(Stage3)、椛(Stage4中ボス)となる。
『風神録』は主人公らが各々の理由から妖怪など人間以外の種族のテリトリーである妖怪の山に入りその頂上を目指すストーリーが展開される作品であり、Stage2からStage4はいずれも九天の滝に関わる水辺のステージである。
三名はいずれも妖怪の山にその主たる活動拠点をもつ「妖怪」に分類される者たちであるが、それぞれの「妖怪」性は異なっており、にとりは河童、雛は厄神様、椛は白狼天狗と、多種多様な彩りが開く秋の妖怪の山のように多様な存在性によるキャラクターたちである。
その他の作品での登場の様子
2015年6月現在、ゲームの各ステージにおいてはにとりや椛は『ダブルスポイラー』や『弾幕アマノジャク』などに登場しており、特ににとりは『東方心綺楼』や『東方深秘録』ではプレイヤーキャラクターとしても登場しているが、雛は『心綺楼』のステージに観客として登場したのみである。
書籍作品においてはにとりのみセリフや個別の活動を伴って登場(『東方茨歌仙』、『東方鈴奈庵』)しており、椛や雛はそれと思しきキャラクターがエピソード中の場面に登場するのみとなっている。
一方『東方求聞史紀』及び『東方求聞口授』では、雛とにとりについて稗田阿求著による個人紹介記事がある。さらに雛に関連してのみ、その個人に取材した新聞記事のページが関連資料として付録されている。このときの雛の記事は姫海棠はたて執筆による花果子念報(第百二十三季 弥生の二発行、『求聞口授』)のもの。
この他新聞記事に登場する機会としては、にとりは第九十五季 卯月の三刷の文々。新聞掲載の写真にそれと思しきキャラクターが登場している。椛については第七十八季 神無月の一刷の同新聞掲載写真に、手にした軍人将棋を訝しげに眺める白狼天狗が登場しているが、作中ではこれが椛であるとの言及はない。
なお、いずれの新聞も「にとひなもみ」の三名の住まう妖怪の山の住民でもある天狗たちの新聞であり、両者の新聞記者たちはライバルでもある。「にとひなもみ」の三名は妖怪の山におけるメディアという第三者的な視点を通しても縁を持つのである。
この他『グリモワールオブマリサ』では、雛とにとりのスペルカード数点について霧雨魔理沙が体験者としてその考察を記載している。
二次創作では
二次創作においてはそれぞれのキャラクター性や妖怪の山に住まうという共通点を通して様々な交流が想像されている。それぞれの性格や立場、キャラクター背景などその個性がまるで異なることから、様々な「にとひなもみ」のあり方がある。
例えば、妖怪の山以外の場所にむけても広く活動的なにとりがそのスタートをはじめ各所で「にとひなもみ」のストーリーを動かし、雛や椛が暴走気味に突っ走るにとりをフォローする、といった構図などである。
あるいは雛の厄にまつわる性質や椛の天狗社会における位置づけなどが物語の起点となり、それぞれの問題に一緒に挑んでいく様子が語られるなど、「にとひなもみ」にまつわるアプローチは多様である。
その際は互いに気心の知れた友人関係として妖怪の山における天狗社会の縦方向のヒエラルキーからはひと時離れた、フラットな関係性で描かれることも多い。
この他三名に加えて、『風神録』ではStage4のボスでもある射命丸文を加えた交流などが描かれることもある。『ダブルスポイラー』以降はここに姫海棠はたても加わることがあるなど、その輪は柔軟に広がり続けている。
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