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概要編集

鳥取県に伝わる妖怪で、海坊主の一種ではあるものの、これといって海を沈めるなどの悪さを働く伝承もない。

鳥取県の米子には次の話がある。海辺で奇妙な怪生物を発見した男は怪生物に纏わり付かれる羽目に遭ってしまう。全身がぬるぬるしていて捕まえるのにも一苦労で、なんとか家に持ち帰る事に成功し、アンコウよろしく、木に縛り付けて様子を見る事にした。村の長老が言うにはその怪生物は海坊主の一種で、体が痒くて纏わり付いてきたのだろうと語った。


水木しげるの著書では外見は小さな目が二つ付いた魚影かヒジキのような形をしたシンプルな姿で描かれている。

元は「因幡怪談集」という鳥取県での怪異譚を纏めた書物に記載されている話だったが、ここに「ぬるぬる坊主」という名前はなく、米子市のホームページでも単に「海坊主」という名前になっている。水木しげるの著書にてその特徴と海坊主の一種という伝承がかけ合わさって「ぬるぬる坊主」となったのだろうと推測される。


ぬるぬるぼうずとおれ

水木しげるの幼少期を元に描かれた「のんのんばあとオレ」にも登場しているが、アニメゲゲゲの鬼太郎にはこれといって出番はない。


関連タグ編集

妖怪 海坊主

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