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概要編集

大正元年に福岡県飯塚市の菓子店「吉野堂」が作ったひよこ型の菓子

福岡名菓であり、2013年で100周年を迎えた。


誕生のいきさつ編集

元々、ひよ子が最初に誕生した福岡県飯塚市は長崎街道(シュガーロード)が沿っている市であり、お菓子作りの文化が盛んだった。

更に明治時代になると飯塚市がある筑豊地方では炭鉱が盛んになり、多くの地元民や出稼ぎ労働者が重労働をしていた。

そんな肉体労働のエネルギーとして甘いお菓子が好まれていたという背景もある。(これは同じ飯塚名物の千鳥饅頭なども同様。)

そして大正元年(1912年)に吉野堂の2代目社長が「変わった形の愛される饅頭を作りたい」という思いから誕生させた。

その後、昭和32年に福岡市にも進出した。


ひよ子の詳細編集

大きさは縦に約5センチ、上から見た時の楕円の一番長い直径部分は約7センチぐらいという手のひらサイズのまんじゅう

見上げているようなひよこの形をしている。皮は比較的薄めで、中にはインゲン豆を使った黄味が入っている。


福岡銘菓?東京銘菓?編集

福岡県で生まれたので福岡名菓であるが、昭和39年に東京で販売を始めて、昭和41年に吉野堂の関連会社の「東京ひよ子」を設立してから知名度を獲得したため、関東以北では東京名菓として広まってしまった。

(その後、一度合併してから再分割し、福岡市に本社がある「株式会社ひよ子」(吉野堂)と、東京都に本社がある「株式会社東京ひよ子」から製造・販売している)

このような複雑ないきさつ上、


九州人に「ひよ子は東京名菓」と言うとケンカになるかもしれないので注意。

なお本家吉野堂としては、東京や全国に進出したとしても『九州生まれの心のあたたかさをいつまでも忘れない「名菓」であり続けたい』と述べている。



限定ひよ子編集

名菓ひよ子の一部商品には「福岡限定ひよ子」と「東京限定ひよ子」がある。

これはそれぞれの地方に行って買うか、(福岡の方の)ひよ子か東京ひよ子のオンラインショップで買うことが出来る。

福岡限定桜ひよ子(1~4月)、抹茶ひよ子(5~8月)、栗ひよ子(9~12月)、大ひよ子※1、苺ひよ子※2
東京限定塩ひよ子、黒糖ひよ子、紅茶ひよ子※3

補足

※1…通常サイズのひよ子の約5倍サイズあるひよ子。

※2…冬の期間限定。2013年12月現在では福岡空港限定。

※3…東京スカイツリータウン限定。


余談編集

製作元の吉野堂は、名菓ひよ子の他にも「ひよ子デザート」と呼ばれるお菓子も作っている。

ただし名菓ひよ子とは異なり、福岡のひよ子(吉野堂)と東京の東京ひよ子では売られているものが大きく異なる。


外部リンク編集

ひよ子本舗 吉野堂(株式会社ひよ子)

東京ひよ子(株式会社東京ひよ子)


関連イラスト編集

おいしそうな絵からほのぼのダーク系の絵からネタ系の絵まで様々だが、ひよ子がメインである絵が多く、メイン以外でひよ子を使っている絵はあまり多くない。

めいか

ひよ子ここからあっちへ


関連タグ編集

お菓子 銘菓 和菓子 食べ物 まんじゅう

ひよこ おねだり おくるみ 癒し系

ひよこ饅頭 千鳥饅頭

福岡銘菓 もともとは福岡銘菓 福岡県

東京銘菓 東京都

非関連タグ編集

こっこ…マスコットキャラクターがひよこだが、お菓子の方はひよこ型ではない。

mogura(「日常(あらゐけいいち)」)…そもそもひよこではない。

オットセイ/アシカ…似てるけど違う。

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