ふわり!どんぱっちとは最強ジャンプの2012年1月号~2014年9月号で連載されていた漫画である。
後に少年ジャンプ+に移行し、「ほんのり!どんぱっち」へ改題して2014年9月22日~2015年8月3日に連載された。
概要
「ボボボーボ・ボーボボ」で人気の首領パッチを主役としたスピンオフ作品。
どうやらボボボーボ・ボーボボのパラレルワールドという設定らしく、各キャラの設定などは基本部分を除いて共通点はない。
また時代設定は現代のようで首領パッチたちは現代の一般的な一軒家に住んでいる。
なお作者澤井啓夫の画力向上のためか首領パッチ以外のキャラは原型を留めていない。
ビュティに胸がある……だと……? <- 但し胸筋程度の膨らみだが。
登場人物
主人公。前作同様ハジケた性格をしていて、突然突飛な事を仕出かすのは変わりがない。今作はビュティが幼少の頃より一緒に住んでいるという設定。おなじみの首領パッチソードで悪を斬る。他キャラと違って、ボーボボ版の首領パッチとの作画上の違いは少ない(トゲのクオリティーが上がったくらい。)
パンコを舎弟(?)に"ハジケ組"なる団体を結成している。
ふわり中学校に通うヒロイン。過剰な突っ込みはないが、首領パッチが逃走用にビュティの部屋を盗聴していたのを知って罪人の館(犬小屋)送りにするなど容赦ない制裁をする。首領パッチに戦闘服として渡された初代のへそ出し衣装を着て恥ずかしがるなど前作以上に常識人になっている。実はホラー系が苦手。パンコにサスペンス映画DVDレンタルのハシゴに付き合わされたりしている。
通称「へっくん」。
ビュティ命は前作同様でさらにヘタレ化。早速敵に操られるなどかませ犬属性持ちなのも前作同様。
パンコ
ビュティの親友で心優しい女の子。コパチをマスコットにしている。
破天荒の師匠の娘で、彼と同居している。黒髪ぱっつんロングヘア。サスペンス系の映画が好きらしい(レンタルビデオ屋のハシゴをして迄DVDを借りる位)。リンとも幼馴染でその性格を良く知っている。
首領パッチを師と仰ぎ、二人(?)"ハジケ組"を組織した。
リン
ビュティの親友で活発な女の子。金髪ツーサイドアップ。一寸釣り目。動物嫌いで首領パッチとは仲が悪い。パンコとは幼馴染。学区境ギリギリ(但し学区の外である)迄でもTCGカードを買いに行く程ハマっている。このカード集めのさなかに首領パッチと知り合った。実は古参ゲーマー。お金持ちの家らしく幾つかの習い事をさせられていて、その関係でモデルの仕事もしている。
パンコのマスコット。首領パッチとは仲がいい。
ユキ
ビュティの一年下の後輩。天ちゃんの飼い主。ビュティだけでなく首領パッチにも敬語で話す。元は"真説島小中学校"に通っていたが、ふわり中学校に転校して来た。
レム
ふわり町の隣町である毛狩町(のゴミ置き場前)で首領パッチと知り合った、美術系大学に通う女子大生。ハンペンの飼い主で一寸口が悪い。
首領パッチ曰く、「ゴミ女」…。
マスコットのエステサロン「Bubb Garden」のチーフ。
首領パッチに対する反応が前作と真逆になっており、ツンデレ属性になりつつある。
パンコの叔父さんで「Bubb Garden」2号店勤務。
ビュティの兄。名前のみ登場。首領パッチ曰く「大人でロン毛サラサラ、非のうちどころがねぇ野郎」。
おまけ漫画のみ登場。本編には登場していない。
ユキのマスコット。作風の影響なのか前作よりさらにスライム化している。
レムのマスコット。顔だけしかない…。
一言…出番がいつもあるモブ。
可愛い顔して、実は凶悪な戦闘系のマスコット。第1話で登場し、ヘッポコ丸を操ったりしたが首領パッチに敗れた。
メソポタミア文明
メソポタミア文明を探せ!
ハジケ組
第18話で首領パッチとパンコが結成した謎の組織。結成の目的は"チーパー様のありがたいお言葉を聞く"為に活動する事(とまぁ訳の判らない事を…)。…まぁつまりあれだ。首領パッチのバカに付き合う組織(事実上の"チーパー様ファンクラブ")だったりする。尚構成員は首領パッチとパンコのみ。そりゃそうだ。
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以下、ネタバレ含む余談
余談
ちなみに、この作品は1巻目にボボボーボ・ボーボボの旅の道中の一幕であろう話が描き下ろされている他、『ほんのり!どんぱっち』の巻末で実は本家ボーボボの物語のその後がバッドエンドを迎えてしまった可能性が仄めかされており…。
(これは劇中の首領パッチとボーボボの「ビュティとヘッポコ丸についての会話」からによる推察だが、
これは本家ボーボボの最終回にてビュティとヘッポコ丸が二人きりで旅をしていること、
つまりあくまでビュティたちがボーボボたちの元を離れたからこそ、「ここには(自分たちの近くに)ビュティがいるんだよ」「そうか、ヘッポコ丸も…」と言うセリフに繋がっていると考えられる。
尤も、綺麗に終わった…それもギャグ一色のライトな物語に、変に悪い未来を付与する行為自体、ことと次第によってはファンからのひんしゅくを買うだけの非常に無粋な行為と言えるため、どちらにしてもただの推論に過ぎないと言えるが)