概要
・ふんどしを締めた鎧姿。ふんどし部分=やわらかい
・ふんどし風の装甲。ふんどし部分=かたい
ふんどしを締めた鎧姿
ボトムスがふんどし状になっている鎧、あるいは部分鎧とふんどしからなるコーディネートの総称。
よく似たものに和風ビキニアーマーが存在するが、あちらがあくまで和風要素を持ったビキニアーマーの派生であるのに対して、こちらはボトムスがふんどし状であれば西洋鎧に準じているものやビキニ型ではないものも含まれる。
主なデザイン
ビキニアーマー型
西洋鎧ベースのビキニアーマーの内、ボトムスがふんどし、もしくはそれに近い形状のもの。和風ビキニアーマーと区別するための呼称として「ふんどしアーマー」が用いられる。
[参考]
男性版権キャラクターの例としては仮面ライダー響鬼が挙げられる。
裸に襷(タスキ)と褌姿の和太鼓奏者をモチーフに、襷を金属質のプロテクターに置き換えたデザインは間違いなくビキニアーマー型ふんどしアーマーである、設定上は。実際には、特撮ヒーローとして表現する以上は裸身と言えど撮影用スーツであり、一作品に10個までしかタグを付けられない制限の中、仮面ライダー響鬼にあえて「ふんどしアーマー」タグをつけるのは必ずしも妥当とは言えないだろう。当記事では参考として挙げるにとどめておく。
フンモロ型
上半身の露出度が低く、非ビキニアーマー型ではあるがスカートやズボンが存在せず、下半身に身に着けているのがふんどしのみというタイプ。所謂レオタ見せ衣装のふんどし版。極々少数だが、男性がこのデザインの鎧を身に着けている作品もあり、 中には七人の侍の菊千代やゲッターロボの巴武蔵といった有名な版権作品のキャラクターを描いた物も存在する。
また、先述の仮面ライダー響鬼は最強フォームである装甲響鬼にパワーアップすることでビキニアーマー形態からこちらの形態へと変化する。(ただし体表面と褌の色が同色となり褌の印象は薄れる。)
腕だけ武装型
装甲は肩~腕のみに纏い、胴体部は防具無しというスタイル。
和風ビキニアーマー
デザイン上類似した点が多い。ただし、こちらは日本鎧がベースのビキニアーマー全般を指し、ボトムスがふんどし以外のものも含まれる。詳しくは該当記事にて。
ふんどし風の装甲
ふんどしを想わせる、腰部中央前面をガードする装甲。主に巨大ロボットの装甲に対して言う。
モビルスーツや同様の腰部の構成をもつ巨大ロボットにおいて、胴体下端にあって左右にそれぞれ脚を接続する、立てた箱のような形の部分を俗にふんどしと称する。従ってその前面の装甲はふんどしアーマーということになる。
中でもZプラスC4型のそれは見た目の印象としても強くふんどしを想起させる。
機動戦士ガンダム本編にふんどしという表現は出てこないが、ドムの腰の装甲をスカートと呼ぶ描写はあり、それに倣って、ではザクやガンダムの股間は……という事で、ガンプラブーム当時(1981年前後)の模型雑誌の製作記事中でこの部分をそう呼んだのが始まりとされる。つまりガンプラ用語なのである。
ピクシブはプラモデルの画像を掲載する場所ではないのでふんどしアーマーという言葉をこちらの意味で使うことはあまり無いが、視野をインターネット全体に広げてふんどしアーマーで検索するとプラモデル製作の画像が数多く検出される。ピクシブユーザーの一部はガンプラユーザーと重なるであろう事は容易に推察できるので、ふんどしアーマーを股間前面の装甲と捉える人もいる、程度には気に留めておいた方がいいかもしれない。
なお、巨大ロボット云々とは別に、単純にふんどしのような外見の装甲をふんどしアーマーと呼ぶこともある。
例.ドラゴンクエストIIIの女戦士(注 R-18作品にリンクを張っています)