概要
『ドラゴンクエストⅦ』で初登場したモンスター。同作の中ボス「アントリア」の色違いで、ドラゴンクエストモンスターズシリーズには大抵コイツが出演している。
なんの大王なのかは不明だが、数々の仙術を極めた怪人らしく、右手に邪念のオーブ、左手に大きな杖を持っている。ちなみに指は3本しかなく、どういうわけか他の4本指の人型モンスターよりも少ない（流石にリメイク版では他のモンスター共々5本指に変更された）。
お腹が大きく出っ張っているが、体重を気にしているのでそこを触られるとものすごく怒るらしい。
本編ではクリア後のダンジョンに登場し、固定ダメージを与える「念じボール」と全体攻撃の「ベギラゴン」を使用してくるが、隠しダンジョンへ向かっている時点ではさほど強力ではない。
モンスターパークに移動させた際には「可愛い女の子でも居れば完璧」とか言ってるが、何かマズかったのか3DS版ではセリフが変更されて「ワシがいればここにも箔が付くだろう」とご満悦。
そんな彼には見事な贅肉がついている。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでの登場
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』で初登場。
Aランクの悪魔系モンスターで2枠の巨漢。『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』ではおまけストーリーの最終ダンジョン「ブランパレス」に現れるが、『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』では野生では出現しない。
他国マスターが繰り出すことがあったり、しろいタマゴ以外からたまに出たりする。
ほうらい大王系のモンスター
ボスモンスター
- アントリア
配下の魔物たちとともにダーマ神殿を占領していた魔界の神官。過去の世界で戦うことになる。
転職を司っている本当の大神官フォズを洞窟の奥深くに幽閉したあと、大神官になり済まして転職を求める冒険者達から力(特技と呪文)を奪い、その力で魔王を強化しようと企む。
なお力を奪った人々は用済みとして皆殺しにしようと考えており、実際自身のもとへやって来た人間を消し飛ばして「骨も残らなかったか。ちと力みすぎたわい」とか「お前たちにはここで死んでもらおう」とか物騒なセリフがチラホラ。仮にも神官という立場でありながら、ヒトの命は軽んじる魔物らしい酷薄さが窺える。
戦闘では1～2回行動で「イオ」「ベギラマ」「マジックバリア」といった呪文を使うほか、「かえん斬り」や「念じボール」も使う。
念じボールは67～80ダメージ×2というかなり痛い固定ダメージを与えてくる上にMPを使わないためほとんど通常攻撃感覚。MPが55と有限なので持久戦になるとMP切れを起こし、こればっかり使ってくる危険がある。
しかしフォズが共闘してくれるので、彼女に狙い
が向いて念じボールをスカせたり「ベホイミ」やかいしんのいちげきが出てくれたりする。
またラリホー系・マヌーサ系・ルカニ系といった補助系の呪文や特技が高確率で効くため、普通に戦えば強いが、ひと工夫すれば結構スキが多い。
