概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する回復呪文。「ホイミ」の上位呪文で、HPの回復量は中程度であることが多い。
作品別の解説
『ドラゴンクエストⅠ』では戦闘が一対一かつ終盤に覚える最強の回復呪文のため、後の作品で言えば「ベホマラー」と「ベホマズン」の間くらいの印象があった。
『ドラゴンクエストⅡ』では一転、ムーンブルクの王女が最初から使える呪文になり、「あの終盤呪文をいきなり!?」とプレイヤーを驚かせたが、回復量は移動中34~66、戦闘中45~85と検証され弱体化と不安定化の両方に陥った(リメイク版では85~100に変わり回復力と安定感が増した)。
また上位の完全回復呪文「ベホマ」も登場したためやや影が薄い。とはいえサマルトリアの王子は「ベホマ」を使えないので、終盤でも他キャラを回復するのには使った。
ちなみに「ちからのたて」を道具として使用すると自分に「ベホイミ」と同じ効果をかけることができる。MP回復手段が少ないうえに確保も煩わしい本作では、危険度の低い敵を残して「ちからのたて」で回復する手段を取り回復用のMPを節約したプレイヤーも多い。
『ドラゴンクエストⅢ』以降では回復量が戻り、ベホマを覚えるまではだいぶ間があるため中盤の回復呪文として普通に重宝し、終盤でもそれなりに使える呪文になった。専業僧侶系で無いキャラでも覚えることがあり、『ドラゴンクエストⅤ』のスライムナイトが使えるのは便利。
プレイヤーキャラの最大HPが大きくなったのにベホマを覚えるまでが長くなった『ドラゴンクエストⅨ』以降は新登場した「ベホイム」に戦闘時の回復を譲る事になりドラゴンクエストⅪでは移動時でも譲るくらいにホイミやベホイミのスペックが低下した。
『ドラゴンクエストⅣ』以降では、「しゅくふくのつえ」に同じ効果があり『ドラゴンクエストⅧ』以降は杖の回復特技として定着している。