概要
ほたこまとは、『のんのんびより』に登場するキャラクターである一条蛍と越谷小鞠のカップリングの作品に付けられるタグである。
小学5年生の蛍にとってこま先輩は、得意の裁縫でこまぐるみを大量生産しているほど大好きな先輩。
小鞠は中学2年生なのに身長が140cmに届かないことを気にしていて、子供扱いされることをひどく嫌っている。性格が子供っぽいこともあって、隣に蛍がいると蛍のほうが年上に見られたりする。いや見える。
そんな小さくて頼りない年上と、大きくてしっかり者の年下という凸凹コンビ。
もともと蛍は子犬や猫といった可愛い生き物が好きなため、小動物のような小鞠を好きになるのは少々道を踏み外しているが当然な流れともいえるだろう。
一方、蛍ほどではないが小鞠も蛍に対して好意的。
妹の越谷夏海や幼馴染の富士宮このみと同等か、場合によってはそれ以上に親しく接している。
遊ぶときには互いに誘い合い、2人きりでお花見をして弁当交換、2人きりで夜に出かけて天体観測、果ては小鞠が「だっこして」と蛍に頼むなど、かなり深い信頼関係がうかがえる。
特に沖縄旅行(未映像化)で小鞠が2人乗りのカヌーを選んだ理由は「ひっくり返った時に1人だと助けてもらえない」からだが、にもかかわらず実兄の卓・年長で付き合いの長いこのみ・最年長の一穂を差し置いて蛍を同乗者に選んでいる。
とても仲の良い2人だが、小鞠はあくまで蛍を普通の友人として接している。
小鞠にとって蛍は、子供っぽい彼女をからかって笑うこともなく、わがままを聞いてくれたり世話を焼いてくれたりしてくれる貴重な親友といった感じである。
一方の蛍は小鞠を見ているとき「恋をしている目」になっているらしいが……
正装して伊達メガネをかけた蛍の姿は、小鞠が目標とする「素敵な大人の女性」であるらしい(ただし、そのとき小鞠は相手が蛍だと気づかずじまい。当該エピソードの後に誤解が解けたかどうかは不明)。
なお、上イラストはアニメ基準だが、原作では蛍のスカートはタイトスカートだった。
普段は小鞠が蛍に頼りっぱなしだが、いざ窮地に陥ったときには立場が逆転することもある。
蛍は小学生であるにもかかわらず、森の中で道に迷ってしまったときなど原作の一定時期からは両親を差し置いて小鞠のことを呼ぶようになった。
小鞠が大人っぽいと思っている蛍だが、実は蛍もより大人に見られたいという願望がある。家族だけの時は小学5年生としてもより子供っぽい態度になるが、それを他人に見られると恥ずかしさのあまり赤面して取り乱してしまう。また蛍が気合を入れてお洒落するときには“大人っぽさ”を意識している。つまりこの2人、根っこの部分では似た者同士なのである。