ユニット、クラス、部活、学年すべてが異なるが、共に夢ノ咲学院の生徒である。
高峯は1年A組のバスケ部。伏見は2年B組の弓道部である。
※以下ストーリーネタバレを含みます
当時のスクショが失せてしまったため台詞等曖昧な部分もあります。
個人の考察が含まれます。これは数あるみどゆづのあくまで一説と思って読んでいただければ幸いです。
イベントストーリー「クリスマスライブ プロローグ①」
時間軸は冬。シナリオライターは日日日先生。
働きづめの転校生は更に仕事を求めて伏見に仕事をくれと言う。
伏見は気晴らしもかねてお使いを依頼する。
買うものをメモに記し、渡そうとするとなんと転校生はそこに絵をかくようにねだるのだ。
伏見は絵が得意でないことを自負していたのだが、転校生の頼みとあらばと
しぶしぶ七面鳥の絵を描いて渡す。
同イベント内 高峯翠のプロデュースコース内で、高峯は転校生から伏見の絵が描かれたメモを目にする。すると、すっかりその絵に心酔してしまう。”fineの伏見って人”と呼んでいたこの時点から既に「見ているだけで脳がとろける~」とまでのたまっていた。
また、同じくプロデュースコース内にて、転校生にこの絵の主にサインを貰ってきてほしいと言う高峯。しかしすぐにそれを撤回。「もしサインとかイヤがる人だったら、俺のことマナーのなってないファンと思われるかもしれない…それはイヤだ…」みたいな事を言っていた。完全にイベント会場でスケブを頼むに頼めない我らである。
イベントストーリー「クリスマスライブ エピローグ②」
『クリスマスイブイブライブ』のツリーに飾りつけをしていた転校生に話しかける伏見。
そのクリスマスツリーはよく見ると人であった。流星隊の高峯翠がツリーのごとく飾りつけられていたのだ。
ステージでヘマをしてツリーを破壊してしまった罰と、負傷して踊れないけれど活躍の場を与えたいという二つの意図で流星隊隊長の守沢千秋によってツリーの代役を命じられていたという。
その奇行に生徒会(の手伝いをする者)として苦言を毒たっぷりに吐く伏見に対して、先程まで怪我や失敗や飾り付けられてることへの鬱々とした高峯はどこへやら、
「す、すみません…あの、あなた伏見先輩ですよね?」
「会いたかったです! 俺、あなたのファンなんです!」
高峯の勢いに、同じユニットの守沢も面食らっていた。
伏見はというと「人違いでは?」と控えめに否定。するとなおも
「あんな芸術を創造できる人間がこの世にふたりもいるわけないでしょう!」と力説。
いつもの言動が後ろ向きな高峯はどこにもいない。
「よかったら、サインしてください!イラストつきで……★」
お前プロデュースコースで「嫌われたら怖いからサイン頼むのこわい…」みたいな態度だったクセに
ちゃっかりイラストまで要求している。さりげない強引さがみられる。
先程まで悠然と微笑み毒を吐きまくっていた伏見であったが、高峯のファンアピールがはじまると「面映ゆいですね」と苦笑い。ちなみに《面映ゆい》とは《顔を合わせるとまばゆく感じられる意》きまりが悪い。てれくさい。(@goo辞書)とある。なんと伏見は照れていたのだ
ただサインなどはアイドル活動の一環となるのでfineのリーダー天祥院英智の許可がないとダメだときっぱり断る。それに悔しがる高峯だが「でも、逆に考えるとあの七面鳥はものすごく貴重な一枚ということに!」と力強く微笑むのだ。めちゃくちゃポジティヴである。これがゆるキャラの力なのであろうか。
その後伏見の提案で姫宮家のクリスマスパーティーへ流星隊と2winkを招きたいという申し出がある。その際伏見は高峯に、「高峯さまもおいでくださいまし。おいしい、七面鳥もございますよ」などと声をかける。その言葉に、食べたら食べたぶんだけデカくなる高峯はお肉にげんなりするのだが
「でも行きます!この機会に伏見画伯とお近づきになりたい………★」と力強く微笑むのだ。めちゃくちゃポジティヴである。その言葉に伏見は「画伯…?すみません、先ほどからどうも会話が噛みあいませんね…?」と小首をかしげていた。どうやら2人の間で若干会話のズレが生じているようだ。
しかしこの叙述トリックのようなちぐはぐな会話、いつもとは違った高峯の態度、伏見の態度などが見れるところが、みどゆづの面白さの一つではないだろうか。
以降のゲーム内ストーリーでの交流
ノエル*天使たちのスターライトフェスティバル
二人が出会った『イブイブライブ』の数日後であると思われる。
桃李の【星夜祭】応援についていく弓弦だが、途中で翠に絡まれて流星隊の仕事を手伝うことに。
「そういえば近ごろ、高峯くんは教室でも伏見先輩の話ばっかりしてますよ」(紫之創)、「何なんだろ本当に、いつの間にか仲良くなって……」(桃李)、「何でも、弓弦にひどくご執心な一年生がいるらしくてね」(英智)などの周囲の会話から、二人が急激に親密になっていることが分かる。
『イブイブライブ』で毒を吐きまくった弓弦本人も、「あまり懐いてくれる後輩がいないので嬉しくはある」と本音をこぼしており、すでになんだかんだ絆されてしまっている。
翌日の放課後、『校内アルバイト』として校門前の雪かきをしている弓弦に話しかける翠。
「鬱で死にたい」を盾に、
「伏見画伯、俺を助けると思って新作をください……♪」
とちゃっかりイラストを要求。すると弓弦はなんと翠の為に小さな雪兎をこね、
『お仕事がんばってね、翠くん』
という台詞付きでプレゼントした。
このときの翠のはしゃぎっぷりを見た弓弦は彼のことを「かわいい生き物」と評している。
イベントを通して、翠→弓弦の一方通行かと思いきや弓弦も翠にそれなりの好感を抱いていることが判明し、プレイヤーに衝撃を与えた。
スカウト!ホームパーティ
主人の為にホームパーティーを企画する弓弦。桃李が仲が良い創とクラスメイトの春川宙を遊びに誘っただけにもかかわらず、弓弦は勝手に流星隊の仙石忍と翠を招待し、「待ち遠しい」と浮かれていた。桃李と同じクラスの忍はともかく、翠まで誘ったところに弓弦の私情が挟み込まれている気がしないでもない。
弓弦の誘いを受けた翠はしっかりスケッチブックを持参し、「本当に楽しそう」(忍)なご機嫌ぶりで姫宮邸に向かう。弓弦に会うなりサインとスケブを猛烈な勢いで頼み込み、さりげなく逃げられてしまった。とはいえパーティーのあと姫宮邸でのお泊りが決定した際にももう一度サインをねだろうと企んでおり、全く懲りていない。
一方、庭園でのお茶会ではカップを持つ手が震えるくらい緊張している翠が見られる。平然としていた態度からの急変ぶりを忍に指摘されると、
「伏見画伯の前で変な振る舞いはできないって思えば思うほど、頭が真っ白になっていく……」
つい猛アタックをかましてしまう一方で、「画伯に嫌われたくない」という健気な気持ちが『イブイブライブ』の時から変わらず根底にあることがうかがえる。
なおこのとき翠が、出されたマカロン(もしくはダックワーズ)について「これってふつうに売ってるものなんですか……?」と弓弦に質問する一幕がある。弓弦の回答は専属の料理人が作っているというものだったが、翠はなぜか恍惚とした笑みを浮かべ、
「あぁ、すごい……。さすが伏見画伯……☆」
とつぶやき、画伯全肯定botぶりを露呈させた。