概要
アフリカのフォン人たちに伝わる神話に登場する虹・雨・清水を司る女神にして蛇の化身。
ブードゥー教の神(ロアという。上記のを伝える皆さんがメソアメリカへ行って興した民間信仰がヴードゥーなの)であるアイド・ウェドは、アイダ・クェドとも呼ばれるらしい。それぞれの解説については下記を参照。
アイド・ウエド
ブードゥー教の元になったとされるアフリカ(の民族の1つであるフォン人がやってる)に伝わる伝承によれば創造母神マウウ(マウ・リサ)と共に世界創造に携わった大蛇とされており、世界を作り終えた後は大地を支える為に海の底でとぐろを巻いて時々これを解いて自身の体を使って空にアーチをかけ雨をもたらす役割を持ち、もし雨が降らずに干ばつが続くようであれば、蛇が眠ったままなので雨乞いを行って眠りを覚まさなければならないとされる。
ただし不用意に怒らすような事に成れば怒りに任せて空や大地を叩きつけてあらゆる災害を引き起こすとされる。
アイダ・ウェド
同じ蛇の化身にして創世神でもあるダンバラの妻とされ、神々が地上にメッセージを伝える橋渡しとしての役割を持ち、バナナを食べ、主に水中で暮らしているとされる。ヴードゥーは、祖霊信仰が禁止されている(厳密にはヘビ崇拝は無視されている)為、表面上「カトリック」と言い張る目的で、「イサベル・デ・アラゴン・イ・シシリア」(ポルトガルの王様の后なので「聖エリザベト(ポルトガル)皇后」と呼ばれる。彼女は「2重でハロ〈キリスト教聖画の後光〉が描かれる」為に選ばれたそうで)の聖画が使われる。