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「どうぞお好きに。わたくし達が手袋(ハンドウェア)を汚す程の相手ではありませんもの」


概要編集

英国の古い異能機関《時計塔の従騎士》の近衛騎士長。長いブロンドに薔薇のコサージュが付いたヘッドドレスをしている淑女。近衛騎士長という位がどの程度のものなのかは不明だが、諸描写から察するに機関の長だと思われる。


漫画での初登場は3巻12話の終盤で、このときには名前が「デイム・アガサ・クリスティ爵」と表記された。ちなみにモチーフである文豪、アガサ・クリスティも大英勲章第2位に叙されて「デイム」という敬称を名乗ることを許されている。


能力者集団《組合(ギルド)》団長のフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド、および地下組織《死の家の鼠》頭目のフョードル・ドストエフスキーとの三者会談にて登場。中島敦に懸賞金をかけポート・マフィアに捕まえさせる作戦の失敗を知ると上記のセリフを発してこの件から手を引いた。


それ以降、アガサ本人は漫画版にて一切登場しない。また、このシーンがカットされているテレビアニメ版ではお目にかかれない。その登場回数の少なさから情報が極めて少なく、彼女が所属する《時計塔の従騎士》についても不明点が多い。


その後《時計塔の従騎士》は漫画の21巻にて再登場。世界的なテロにを知ったCTC(国連安保理テロ対策委員会)の委員長より異能兵器《大指令(ワンオーダー)》の封印解除を要請され、これを容認した。


小説版『太宰治と黒の時代』にも《時計塔の従騎士》の名前が確認でき、犯罪組織ミミックを欧州から追い出したことが太宰治より語られる他、ミミックの長からも言及されている。ただし、この時点でアガサが近衛騎士長であったかは不明。


DEAD APPLE編集

劇場版アニメのネタバレ注意。




「残念。国が焼ける匂いは紅茶に合いますのに」

CV:坂本真綾


澁澤龍彦の異能力である霧が世界に蔓延するのを防ぐため、焼却の異能力者を日本に派遣したことを内務省異能特務課に伝達。30分後、夜明けと共にヨコハマを焼き尽くすことを通告した。その後中島敦らの活躍によって霧は収束したのを確認し、上記のセリフを述べた。


このことから、《時計塔の従騎士》が外国の一都市を焼却することを独断できるほどの権力を有していることが窺える。


なお、共に中島敦確保を企てていたフィッツジェラルドが、のちに『本』の捜索のためにヨコハマを焼け野原にしようとしたことから、アガサもまた霧への対策を名目にヨコハマを焼却し、『本』を探そうとしていたのではないかという考察が存在する。とはいえやはり情報が不足しており、現時点では確証に乏しいか。


余談だが、声優である坂本真綾氏の夫である鈴村健一氏も、同作で田山花袋の声優を務めた。


異能力編集

能力名そして誰もいなくなった(And Then There Were None)
詳細不明

作中で異能力を使用する描写が無いため、現時点で詳細は不明。元ネタはイギリスの小説家、アガサ・クリスティの長編推理小説『そして誰もいなくなった』。


関連タグ編集

文豪ストレイドッグス

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