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概要編集

アニメーター対アニメーション(Animator vs. Animation)とは、Alan Becker氏によるFlashアニメを原点とするショートアニメシリーズである。

アニメーターであるAlan Becker氏と、氏の描いた棒人間との闘いを描いた物語。


初期作はAdobe Flashによって作成されたフラッシュアニメであったが、2013年に4作目の企画をクラウドファンディングで公開して支援を募集、2014年に映像作品としてYouTubeを始めとした各動画サイトに公開された。


以降は「Animation vs.」シリーズとしてMinecraftLeague_of_Legendsなど様々な世界に乗り込んで大暴れしている。

その中でも2015年から始まった「Animation vs. Minecraft」は長編ストーリーとして2022年時点で30話で完結した。

...と思われたが、2023年5月27日に31話が投稿され、Animation vs. Minecraftは終わっていなかったことがわかった。

また、カードゲームやシャツなどグッズも存在している模様。


ストーリー編集

記念すべき1作目。

Alan氏が描いた棒人間「Victim(犠牲者)」に作画ソフトが荒らされていく。



2作目。Alan氏は後続として「The Chosen One(選ばれしもの、以下TCO)」を描く。彼はVictimとは異なり作画ソフトからも飛び出してパソコン本体を荒らし始める。苦戦するも他ソフトたちの活躍により捕獲に成功し、TCOはAlan氏により鎖に繋がれた状態でポップアップブロッカーとして使役されるシーンで終了する。



3作目。Alanにこき使われていたTCOが反乱を起こし、再びパソコン上で暴れ始める。ソフトウェアの力をもっても沈静化できなかったため、Alan氏は彼に対抗するために「The Dark Lord(闇の帝王、以下TDL)」という棒人間を描くも、TCOの能力によりAlan氏に敵対化。完全にパソコンが破壊されてしまう。



4作目。数年後にパソコンを最新のモデルに買い替えたAlan氏は、またも作画ソフトで橙色の棒人間「The Second Coming(選ばれし者の再臨、以下TSC)」を描く。TSCは意思をもって動けることに気づき、Alan氏が席を立っている隙にパソコン内を散策し始める。そしてその折にウェブサイト「Stick Figures Fighting」のキャラクターでありこの後のシリーズでもレギュラーとなる、黄、青、緑、赤の棒人間達と出会い、意気投合を果たした。

(実際に該当ウェブサイトとFlashアニメが存在しており、2020年にFlashが終了するまで本編の該当シーンが再生されていた)

彼らと共にパソコン中で遊んでいたTSCと4人だったが、それを見たAlan氏にTCOと同じようにパソコンを破壊されるのではと危惧されTSCを除く4人が消されてしまう。

その怒りからTSCはパソコン(やAlan氏のスマホ)を破壊し始めるが、Alan氏が彼のアニメーターとしての才能に気づき、仲間たちを復活させる代わりにパソコンを破壊せずAlan氏の手伝いをするという条件で、Alan氏のパソコンの中で元気に暮らせることとなった。



5作目。パソコンの中でAlan氏の手伝いをしながら仲間たちと楽しく過ごしていたTSCだが、突如謎のコンピューターウイルス「Virabot」がAlan氏のパソコンに侵入し、絶体絶命のピンチに陥る。

そこに以前Alan氏のパソコンを破壊したTCOが現れ、ウイルスを撃破し去っていく。

TSCと仲間たちは彼の残したワープホールをくぐって彼を追いかけるが、その先で以前Alan氏が描いたTDLが現れ、TCOと共に戦うことになる。



6作目。突如として謎の組織の棒人間たちに追われるTCOだったが、以前見たTSCの実力を思い出し、助けを求める。

半ば強引に連れて行かれたTSCだったが、作画ツールの力を使い奮闘。だが、相手の棒人間の力に圧倒され、捕まってしまう。

前作まで1話完結形式だったが、今作はシリーズ物になっている。



登場人物編集

Alan Becker編集

The Chosen Oneたち棒人間を描いたアニメーター。

昔はTCOにパソコンを破壊されたりとかなり不憫な目にあっていたが、今ではTSCにアニメーション制作を手伝ってもらいながら、棒人間たちと暮らしている。メールの打ち込みやミニゲームで楽しむなど、関係は良好な模様。

だかPCの大切なデータをいたずらで壊されたり、助けを求めてやってきたTCOやコンピュータウイルスにパソコンを破壊されたりする不幸体質は相変わらず。

Ⅴでは黄にマウスカーソルの姿で召喚され、TCOと共にTDLに攻撃した他、気絶したTSCを救助している。


犠牲者(Victim)編集

Alan氏が1作目にて書いた、初めての棒人間。生みの親によってちょっかいをかけられたことに憤慨し対抗するも、ペイントツールの強制終了によって姿を消していたが、特殊能力が無い(TCOに有利だったのはツールで身体を無理矢理動かしたから。)ことと、武器が1作目と同じことから6作目の謎の棒人間組織のトップとしての顔を見せており、不穏な様子を漂わせている。目的はアニメーターへの復讐か…


選ばれし者(The Chosen One/TCO)編集

Alan氏が2作目にて描いた棒人間の一人。

火炎放射、飛行、落雷誘発、目からビーム、テレポート、インターネット間を自由に行き来、時を巻き戻す、ウイルス無効、ピンチ時の超強化となんでもありの最強棒人間であり、3作目にてAlan氏のパソコンを破壊した。

5作目ではAlan氏とのいざこざは昔のこととして和解しており、ViraBotにTSCたちが襲われていた時にネットワークの中を自由に行き来する技やズームを使い、Alan氏のパソコン内に入ってTSCたちを助けた。好戦的な性質だが、ピンチに際しては潜在的な戦闘能力を持ったTSCを頼りにして助けを求める一面もある。

黄によって「He's in trouble」(彼がピンチなんだ)と表記されることから、男と推測される。


闇の帝王(The Dark Lord/TDL)編集

Alan氏が三番目に描いた棒人間

TCOを破壊するために描かれたが、TCOの力によってAlan氏に敵対化した。

TCOと共に様々なサイトを混乱に陥れた経験からか荒らしに抵抗がなく、5作目ではコンピューターウイルスやViraBotを制作し世界中にばら撒こうと画策するものの、TCOが反対して敵対化した。

自身が制作した黒いリストバンドを装着するとViraBotと同じく攻撃したものを消滅させる力を手に入れることができ、その力でTCO、TSC含む棒人間たちを苦しめた。


スティック・ギャング(Stick Gang)編集

TCO、緑、黄色、青、赤の5人の総称。Alan氏によると全員10歳〜13歳らしく、「賢い子供」とのこと。



選ばれし者の再来(橙、The Second Coming/TSC)編集

Alan氏がパソコンを買い替えて初めて描いた棒人間。アニメーターとしての才能があり、棒人間の中では唯一アニメソフトを使い直接Alan氏と対話ができる。

選ばれし者とは異なり性格は明るく、仲間思い。5分でも時間があると爆睡している、深夜に仲間が演奏会を開いて眠りを邪魔されると不機嫌になるなど眠っているシーンがよく見られる。

TCOのような特殊能力はなかったが、5作目にて瀕死のピンチに際してTCOと同じように覚醒し、即時修復、テレポート、サイコキネシスなどを獲得。目からビームを放ちTDLを見事撃破した。なお本人はその際の出来事を覚えていないし、普段は発動もできない様子である。ただし、線から命を宿すことはTCOしか出来ないらしい。


黄(Yellow)編集

「Stick Figures Fighting」の中にいた棒人間の一人。

プログラミングが得意で、5作目ではAlan氏のマウスカーソルを召喚した。マイクラの中では、レッドストーンを使った回路系が得意で、4人に回路の授業を行ったりしている。また、コマンドブロックなども使いこなす。一部作品では如何なく力を発揮しており、戦闘の際も彼らしく頭脳を駆使した連係プレーを得意とする。緑の建築の才能に嫉妬し、たびたび爆弾(TNT)を投げつけようとしているのも黄色である。ロケット花火やTNTなどの爆発物をよく扱う。


青(Blue)編集

「Stick Figures Fighting」の中にいた棒人間の一人。

マイクラの中では、農作業、ポーション作り、料理が得意で、ネザーウォート(原作では食べる事は出来ず、ポーション調合の材料)が大好物という変わった味覚を持っている。肉弾戦の強さは5人の中では控えめだが、ポーションや弓などを駆使した遠距離戦に長ける。チャリティー動画において、TSCの夢の中で1ドル札を木に変えたり、海岸のゴミを除去したり環境に良い能力を獲得したりする。黄色や緑とは共闘の相性が良く、建築バトルでは緑の次に建築が得意。


緑(Green)編集

「Stick Figures Fighting」の中にいた棒人間の一人。

マイクラの中では建築が一番得意で、たびたび開催される建築バトルではほぼ毎回優勝している。Alan氏曰く、「Stick Figures Fightingの中では一番ハイスペック」とのこと。音楽の才能もあり、自ら即興で曲を作るなど音符ブロックの扱いで緑を上回る者はいない。戦闘では二刀流や釣り竿を使ったワイヤーアクションによるトリッキーな戦いを得手とする。TSCとは仲が良いが、一度だけ喧嘩の末にキルされている。リスポーン後緑が死んだと思い悲しむ4人を驚かせ、またキルされるオチまである。


赤(Red)編集

「Stick Figures Fighting」の中にいた棒人間の一人。

マイクラの中では、当初ヘロブラインに操られTSCたちと敵対したが、解放されてからは4人に心配されながらも普通にマイクラを楽しんでいる。動物MOBが大好きで、特に豚がお気に入り。Alan氏曰く「ちょっと抜けてるところがあって、元気な奴」。棒人間達の中ではこと怪力で、相当重いであろうネザライトブロックを装着した杖を豪快に振り回すシーンがある。その怪力さに違わず近接戦を得意とするインファイターでもある。AvMシリーズ最終回では再びへロブラインに体を乗っ取られるも、その力を使いこなしKing Orangeに対抗して見せるというニクい演出も。


紫(Purple)編集

いつもの顔ぶれの5人とは別の棒人間。

マイクラではとあるパソコンの街で王として君臨していた。「Stick Figures Fighting」の棒人間とは違い傲慢な性格で自分を認めてくれる人を探している。

リーグオブレジェンズではチートを使用して「Stick Figures Fighting」の棒人間達と対峙するなど所謂ライバルキャラに当たる棒人間。本人の独白より推測するに、あまり戦闘自体は得意ではない模様だが、赤やTSCと互角に渡り合っている為、実力は高いと思われる。

エリトラの使い手で、一度紛失した筈が何故か復活している。

シーズン3では後述のKing orangeに仕えていた。


King orange(オレンジ王)編集

身長の高い大人の棒人間。TSCと似た色だが、やや濃い色をしている。

コマンドブロックを装着した杖を持っており、その力でネザーを支配しているピグリン要塞の王。

とある目的からクリエイティブモードの力を使いMinecraftの世界を破壊しようとしており「Stick Figures Fighting」の棒人間と対峙する。

過去のとある出来事からMinecraftを非常に嫌っている。

大人である為戦闘能力も高く、特にクリエイティブの力を得た状態ではTCOにも匹敵する実力を発揮した。


以下、ストーリーの重大なネタバレ注意!!!




















King orangeには「Gold(金色)」と言う一人息子がおり、父子家庭ながらも関係は良好であった。

とある日に開催された街の行事で、Goldは広告で見たMinecraftに強く惹かれる。

GoldはMinecraftの体験プログラムに参加し、Minecraftを存分に楽しんでいた。…が、プログラム内のシステムにエラーが発生し、世界が消失するバグが発生する。Goldは何とか脱出しようともがき、King orangeも息子を助けたい一心で必死に入り口の扉をこじ開けようとしたが、最後には侵食する黒いエラーに飲み込まれ、内部信号は消失。Goldはそのまま帰らぬ人となってしまった。King orangeは悲しみと怒りをスタッフにぶつけた後、Minecraftに強い恨みを覚える。

そこから独自に研究を進め、ブロック装着式の杖を開発してゆく。より効力の強いブロックを探し、闇商人からコマンドブロックを取引までしていた。しかし、コマンドブロックはMinecraft内のアイテムを自由に操る能力だった為、Minecraftを破壊できる絶大なエネルギーを持ったブロックを探す。最終的にクリエイティブモードに辿り着くも、情報を知っている者は誰一人居なかった。途方に暮れながら街を歩いていると、電気屋の広告が目に入る。それは、5人がMinecraftを初めて使った動画だった。強力なパワーを操る赤と、それに対抗し、最後には和解する5人の棒人間。ここでKing orangeはMinecraftの強さを再確認し、5人を賞金首として探し始める。手配書を見たKing orangeの下にPurpleが訪れ、忠実な右腕として計画が進んでいくのだった…












異世界の住民編集

シーズン3にてネザーゲートで別世界に行った際に棒人間達がそれぞれ出会った仲間たち。全員既存のマイクラの敵キャラと同じ見た目をしている。


Warden(ウォーデン)編集

ご存じ、かつて滅亡した古代文明に住む最恐の怪物。

本作でも音で索敵して相手を排除するハンターで丸腰のTSCとの恐怖のかくれんぼを繰り広げた。

一方その正体は暴走した古代文明のガーディアンだったようで、機転を効かせたTSCの蝋燭笛で正気を取り戻した後は彼に協力し、オレンジ王と戦った。

因みに原作でお馴染みの衝撃砲はエンディングにて披露する。


スパイダー/スケルトン/エンダーマン編集

ご存じマイクラの敵性mob達。

この作品ではMonsterSchoolの生徒達として登場する。

ひょんな事から学校に迷い込んだREDを最初はバカにして敵対するも、最後の授業で絆が芽生え、共にKingorangeと戦う。

3人とも成績が悪くどの授業でも落第寸前だが、スケルトンだけは料理が得意。

因みにKing orangeと対峙する時は成り行きから黄色いハチマキをつけている。

元ネタは大昔のYoutubeのマイクラアニメである「Monster School」シリーズから。


ヘロブライン編集

ご存知都市伝説のスティーブもどきにしてAVMシリーズ第1話のラスボス。

…だったのだが、シーズン3にて何故かMonsterschoolの教師として再登場。この際REDの事を覚えておらず、Kingorangeのクリエイティブの力に興味を示さなかった事から別人なのかもしれない。

フィジカルだけで見るとシリーズ最強クラスの人物で、クリエイティブ状態のKing orangeをギリギリまで追い詰めた実力者。

高速移動やコピーのスティーブを無数に召喚する能力の使い手で、どちらも殴って吹っ飛んでいる相手に接近して追撃を加える高速で召喚して飛び道具に使う、など非常に応用の効く能力。


タイタン ラヴェジャー編集

異様にデカいラヴェジャー。見た目に違わず大喰らいで村の食料を食い荒らしていた所、YellowとBlueが村人達と協力して農業を自動化し対処したが、家族を連れて再び訪れ、また食い荒らさんとした所をKing Orangeに家族を殺害され逃亡した。

その後King Orangeの本性を知ったYellow達が彼の巣に訪れて力を貸して欲しいと交渉、家族の敵討ちの為に再びKing Orangeと対峙した。

エンディングでは村人達と和解し、略奪者と思われるウィッチを村人と共に蹂躙していた。


刺客の棒人間達編集

TCOを追跡した4人のエージェント達。4人共これまでの棒人間達とは違う形状をしている。


Shady編集

メガネを掛けた棒人間。TCOやTSCの様に頭でっかちだが内部は白で塗られており、身体は直線で書かれている。4人のリーダー格であり、両腕に絵描きソフトで使用するツールバーを装着している。索敵、直線、図形、投げ縄、一時停止、選択などのそれぞれ対応した能力を使える上に、TSCを圧倒するほどの格闘能力やツールバーによる精密な射撃能力も持っている。


Signman編集

非常口等でよく見る棒人間、というかピクトグラムそのもの。標識の能力を使えるらしく、作中ではTSCの描いた鳥を高電圧を表す標識によって消し炭にした。

また、力も強く、格闘能力もTSCより強いと思われる。


Hunter編集

原始時代の壁画のような外見をしたクレヨンの棒人間。その見た目や雰囲気の通り、弓矢や槍を使う姿は原始人そのもので、TSCの描いたサイを打ち倒していた。棒人間らしかぬ姿で、筋骨隆々な姿になったりもできる。


Pixels編集

何処かで見た事のある棒人間。実際にEZToon氏作の、棒人間がドアを破壊しようとする動画が元になっているらしい。

その棒人間のように、腕を剣に変化させたり、顔を大砲にしたり、ハチマキを着用して動きを早くするなど体を自由に変形させる能力の使い手。


組織(正式名称不明)

TCOやTSCを追跡した謎の組織。ロケットのようなデザインがロゴマーク。



番外編編集

マリオ編集

Nintendo Onlineにある初代、USA、3のマリオ。最初は敵対していたが、アニメーション達がそれぞれの世界にあるオブジェやアイテムを気に入ったことから仲良くなった。

e^iπ編集

数学の世界に迷い込んだTSCが一番最初に出会ったオイラーの等式の一部。

Φ編集

幾何学の世界に迷い込んだTSCが出会ったオイラーの等式の一部。

ほかにもδ(デルタ)やζ(ゼータ)、ℵ(アレフ)がいる。

4D-hyper diamond編集

幾何学の世界でTSCとΦを襲った4次元立体。

関連イラスト編集

アニメーターと vs. アニメーション
alan becker stickman


関連タグ編集

棒人間

アニメーション



関連リンク編集

Alan氏の公式サイト

https://www.alanbecker.net/


Alan氏のYouTubeチャンネル

https://youtube.com/channel/UCbKWv2x9t6u8yZoB3KcPtnw


海外Wiki(全編英語)

https://animatorvsanimation.fandom.com/wiki/Animator_vs._Animation_Wiki

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