概要
カナダに住む先住民のオジブワ族に伝承される、巨大な獣の姿の魔物。
臭い毒霧を尻からばらまいてからかうばかりではなく、かけられてしまった者は重い病気にされてしまうので恐れられていた。
それが嫌で隠れていても、見つけ出されて毒霧をしこたまかけられてしまい、病気になって死ぬものも多かったのである。
そこで勇敢なオジブワ族は、やはりアニーウェの存在を疎ましく思っていた貂との間に共同戦線を張ることで、この厄介な魔物を罠で捕らえて殺すことに成功し、忌々しい死体は火で燃やすことになった。
すると燃え尽きて灰になったものが風に煽られて方々に飛び散ってしまい、それが現在アメリカ大陸で知られている、尻から臭い霧を出すスカンクになったのだという。