概要
アメリカ合衆国メリーランド州レデリック郡に伝わるドラゴンに酷似した姿の怪物。
1730年代にドイツ系移民の入植地で恐れられていた怪物で、その名は「素早い霊」という意味である「Schneller Geist」から来ているとされる。
また、ある新聞記事によると「イタリアの地底から地殻変動で出現した」とされ、またさらに奇妙な話では「スナリーギャスターの革は、アフリカの”Umbopenland”という地域で研磨剤に使われている」というエピソードも存在する。
機械的な青銅の翼と幽霊のような半実体の翼、鋭い歯が変えた金属の嘴を持ち、蛸のような触手を生やした爬虫類と鳥類が合わさった様な奇怪な姿をしており、音も無く空を飛びながら獲物を攫って行くという。
創作での扱い
fallout76
※メイン画像
頭部と背中に複数の眼、6本の脚をもつ未確認生物枠のクリーチャーとして登場。本作の舞台はウェストバージニア州だが、伝承にあるスナリーギャスターの特徴と似ていたため「スナリーギャスター」の名前で呼ばれるようになったのだと思われる。
あにめたまえ!天声の巫女
※画像下
「姫神の写し絵」を狙う世界妖怪軍団を取り纏める大妖怪「妖怪大統領」として登場。(※「妖怪大統領」の称号は『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するバックベアードへのオマージュ)
伝承に伝わるドラゴンの背中から、一糸纏わぬ竜娘の姿をした本体が背に跨る形で生えている。
普段は人間社会に溶け込んで生活しており、本体でもある人間態はワールドクラスの貫禄を備えた筋骨隆々な褐色肌にプラチナブロンドの美女の姿をしている。
作者のRebis氏によれば、上記の逸話からアフリカ系とドイツやイタリアなどのヨーロッパ系の混血のイメージで描いているとのこと。
職業は世界的な人気を誇るファッションモデル兼デザイナー。さらになんと作中世界のアメリカ合衆国大統領も務めており、素晴らしい政治手腕とカリスマ性を発揮しているらしい。
天声の巫女が持つ「姫神の写し絵」の奪取および部下の世界妖怪たちを日本に送り込むための足掛かりとして、アメリカ政府と文部科学省巫女局を通じて八十姫学園に国際交流科を設立するのと同時に来日。
普段着およびデザイナーとしてのセンスはかなり大胆かつエキゾチックであり、群雲早斬をはじめとした八十姫学園生からは「破廉恥満開」と言われてしまっている一方で、鳴神はららからは「上品なオシャレさでハイセンス」と評されている。