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CV:北川米彦


自由惑星同盟軍第九艦隊司令官。階級は中将。


経歴編集

第十艦隊司令官となったウランフ中将の後任として第九艦隊司令官に就任。

宇宙暦796年の自由惑星同盟軍の総力をかけた大規模帝国領侵攻作戦に参加。

他の自由惑星同盟軍艦隊と同じように帝国軍の焦土戦術に苦しみ、補給が満足でない状況の中、遂に帝国軍の反撃が開始され、ウォルフガング・ミッターマイヤー中将の艦隊と交戦。

撤退する最中、旗艦パラミデュースが被弾した折に重傷を負い、艦隊は副艦隊司令官ライオネル・モートン少将が指揮権を引継ぎ、苦しい撤退戦を成功させる事になる。


余談編集

ミッターマイヤーのあまりに素早い艦隊運動に第九艦隊の最後尾とミッターマイヤーの艦隊の先鋒が並走する状態になり、速度を落としたミッターマイヤー艦隊の攻撃を受け旗艦が被弾している事から、恐らく自身で艦隊の殿を務めていたと思われる。しかし、もしそうならば責任感の強い人物であったと思われるが、その措置は艦隊司令官として適切とは言えず、事実、負傷して指揮を執れなくなる事態となり艦隊を混乱させている。(奇遇ではあるが前任者であるウランフ提督の惑星リューゲンでの行為と似ている)


帝国軍の双璧の追撃を受け、尚且つ艦隊司令官負傷で指揮系統が変更するなどの混乱を生じながらも第九艦隊が軍事作戦で最も困難な撤退戦を成功させたのはライオネル・モートン少将の手腕や名将ウランフ提督の下で戦ってきた将兵の錬度の高さもあると思われるが、もしかしたら短期間であったとはいえアル・サレムの艦隊司令官としての手腕も関係していたのかも知れない。


OVA版ではウランフは一貫して第十艦隊司令官であり、アル・サレムも第6次イゼルローン攻防戦に当初から第九艦隊司令官として参加している。

また負傷は旗艦への被弾により切断されたワイヤーにより薙ぎ倒されるものであった。


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