概要
「ワオーン(ボボボボボボ・・・)」
『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』で初登場した敵キャラクター。
悪魔城の入口を守護する巨大な魔狼。海外版での名称は『Warg(ワーグ)』。
また同作では全く同じ姿をした上位種『フェンリル』も登場している。ワオーンボボボボ…
月下の夜想曲
主人公のアルカードが最初に出会うザコ敵。HPは32。弱点は炎属性。耐性は無し。
見た目は正しく巨大な魔狼『フェンリル』にそっくりだが、実はその強さはかなりの見掛け倒し。
最初から最強装備が揃った状態でゲームが開始されるため、通常攻撃1発で倒す事ができるのだ。
攻撃方法は噛みつきのみ。威力は高い方だが、防御力が高すぎるため1ダメージしか受けない。
下手に避けるよりも(そもそもデカすぎてジャンプでも飛び越せない)先制攻撃で瞬殺すれば良い。
悪魔城の最序盤エリア『城入り口』にのみ出現するが、実は出現時期も最初に訪れた時のみ。
次のエリア『錬金研究棟』に一度でも進んでしまうと以降は全く出現しなくなってしまうのだ。
一度もコイツに触れなかったり、攻撃しなかったりすると怪物図鑑が埋まらないため注意しよう。
ちなみに撃破時の効果音が何度も聞く事になる上に、妙に耳に残り易い特徴的なものだったため、
某動画サイトなどではお約束コメントが大量に付くほど愛されていたりする。ワオーンボボボボ…
Harmony of Despair
なんと上位種を差し置いてDLCステージ第9章『蠅の王』にて久しぶりの登場を果たす。
『月下の夜想曲』をモチーフとしているだけに敢えてアンフアゥグリアだけを選出するとは、
開発スタッフもなかなか粋だねぇ・・・怪物図鑑の説明も当時のまま「城の入り口を守る狼」*。
弱点は斬属性と突属性。耐性は打属性。攻撃方法に変化は無いが、体力と攻撃力は強化された。
しかしドロップアイテムは追加されなかった。せめてホットドッグくらいあってもいいのに・・・
尚、蒼真が入手できるソウルの能力は「敵を食いちぎる牙」。近接技としては威力は高いが、
攻撃判定が狼のシルエットが出て噛みついた瞬間しかないため、発生が遅く扱いには慣れが必要。
ちなみにこの能力は『蒼月の十字架』で再登場したフェンリルの能力と全く同じだったりする。
お仲間だから問題はないのかもしれないが、ここまで固有の物がないのはなんとも寂しい気が・・・
ロードオブシャドウ
世界観が一新されたロードオブシャドウシリーズにも登場。しかし登場したのは1作目のみ。
コーネル・スタベル率いるライカン族の中でも、より移動と戦闘に特化した巨大な亜種。
・・・え?それは『ヴォルフ(Wolf)』の事じゃないのかって?その通り、ヴォルフで間違いない。
実はオリジナルの海外版では、ヴォルフ種は全て『ワーグ(Warg)』と呼ばれているのだ。
つまり厳密に言えばアンフアゥグリアが再登場した訳ではない。あくまで海外限定である。
元ネタ
元ネタは北欧神話に登場する魔狼の種族【Warg(ワーグ)】から。
基本的には【フェンリル】や、その子供である【スコル】と【ハティ】兄弟の事を指すのだが、
元々『Warg(ワーグ)』は「巨大な狼」を意味する単語のため、種族の名称としても用いられる。
見た目がフェンリルと同じなのは同族のお仲間なのだから当然である。強さは全然違うけどね。
・・・と、ここまでは海外版の話。オリジナルの日本版では元ネタが更に凝ったものになっている。
実は上記の『Warg(ワーグ)』はファンタジー小説『指輪物語』でもモチーフになっているのだが、
なんと作中にて【アンフアゥグリア(Anfauglir)】と言う単語がしっかり登場しているのだ。
同作に登場する武器『ヴァルマンウェ』と言い、やはり開発スタッフ内にファンがいたのかも?
裏技
(02:02辺りから)
『月下の夜想曲』限定の仕様として、本作では最大HPの半分以上のダメージを受けると、
アルカードが横方向に大きく吹っ飛んでしまう。この仕様と手前のエリアに2匹ほど出現する
アンフアゥグリアを利用する事で、なんと序盤の装備没収イベントをスルーできてしまうのだ。
- ステップ①:まずはアンフアゥグリアの反対側に移動する。
- ステップ②:次に防御力が上昇する防具を全て外しておく。
- ステップ③:アルカード側に向き直ったアンフアゥグリアにワザと接触する。
- ステップ④:上手く位置が合っていればアルカードがそのまま2フロア先の部屋まで吹っ飛ぶ。
結果:間のフロアで発生するデス様に最強装備を全て奪われてしまうイベントが進行しない。
ちなみに前の部屋に戻るとゲームがフリーズしてしまうので絶対に戻ってはいけない。
そのまま進んでセーブポイントでセーブを行えば無事終了。最強装備をそのまま維持できるのだ。
勿論、ゲームを進めれば最初の装備は後々拾う事ができるので無双プレイできるのは前半まで。
ゲーム本来の面白さを損ねる可能性が高いので、特に1周目で裏技を使うのはオススメしない。