概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』で初登場した敵キャラクター。
ゴート族の王フェリメルに追放された魔女たち。海外版での名称も同じく「Aliorumnas」。
見た目は薄桃色の深いローブに身を包み、常に後光が差した姿で現れる青髪ロングヘアーの美女。
悪魔城ドラキュラシリーズでも珍しい見た目は普通の人間の姿をしたザコ敵キャラクターであり、
空中をゆっくりと浮遊しながら、多種多様の魔法で攻撃してくるのが、基本的な行動パターン。
尚、この『アルオルムナス』を原型としたザコ敵キャラクターは他にも何体か登場しており、
現在は『セイレーン』『シルフ』『フローズンハーフ』の3種類が存在している(……ハーフ?)。
元ネタ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
元ネタは上記の通り、ドイツ平原の小民族【ゴート族】に伝わる魔女【アリオルムナス】。
【フン族】【アヴェール族】【ハンガリー族】の先祖らしく、砂漠の魔神と結婚したと言う。
・・・しかし彼女の事を悪魔城ドラキュラシリーズで初めて知った、もしくはこの記事を読んで、
ようやくと言う人も多いのではないだろうか?そもそもゴート族の伝承には不明瞭な記載が多く、
アリオルムナス自体の出典もコラン・ド・プランシーの著作『地獄の辞典』以外には存在しない。
つまり本作の彼女は、悪魔城ドラキュラオリジナルの敵キャラクターと言っても良いだろう。
尤も、名前やモチーフを借りる事は他の創作にもよくある事だし、彼女だけに限った話ではない。
事実、メインイラストのような美しい姿で描かれるくらいファンも大勢いる事は証明済みなので、
特に元ネタを気にし過ぎる必要はないと言える。そもそも開発スタッフよく見つけたなあ・・・
尚、初登場した『月下の夜想曲』のみ、海外版での名称は「Salem Witch」となっている。
「セーラム(Salem)の魔女(Witch)」と言えば、アメリカ史上最悪の魔女裁判事件として有名な、
セイラム魔女裁判が元ネタだろう。その詳細については該当記事や他の記事を参照して欲しいが、
日本と海外でここまで元ネタと設定が異なるのも珍しい。一応、本作以降は統一されてはいるが。
月下の夜想曲![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
HPは180。弱点と耐性は無し。出現場所は『焉道』と『黒魔術研究棟』の2エリアのみ。
攻撃方法は前方に印を結んでから放つ魔法弾と、手を真上に掲げて放つ3発の誘導弾の2種類。
魔法弾は正面に立たなければ使用してこない。誘導弾は現在位置にゆっくりと追尾してくるため、
焦らずに引き付けてから2段ジャンプで回避しよう。攻撃の頻度は少ないため対処は容易な部類。
最初に出会う『焉道』エリアは狭い地形と不安定な足場だらけの所為で非常に戦い難く、
しかも地形を無視して移動するため、攻撃できない壁の中に移動してしまうと為す術がない。
一方的に攻撃されるだけなので、何とか戦い易い位置まで誘導するか、無視して進んでしまおう。
後半に訪れる逆さ城の『黒魔術研究棟』もまた狭い地形が多いので、かなり鬱陶しい相手だろう。
しかし弱点も耐性もないため、空中への攻撃手段さえ確立してしまえば途端に楽な相手となる。
アルカードの必殺技『テトラスピリット』や『ソウルスチール』で遠距離攻撃をしても良いし、
コマンド入力が難しくても剣系の武器『ヘブンズソード』や棍系の武器『ムーンロッド』など、
相性の良い武器はいくつか存在している。装備や周囲の状況に応じて、やり易い方法で戦おう。
ドロップアイテムは頭防具『ぎんのサークレット』とHP回復アイテム『ショートケーキ』。
『ぎんのサークレット』は防御力無し。しかしその真価は「聖属性攻撃吸収」効果にある。
つまりは聖(光)属性のダメージを受けると、逆にHPを回復する事ができる超強力な防具なのだ。
でも聖なる攻撃なんて悪魔城の怪物たちは使用しないし使い時が・・・あったりするのである。
『リヒター・ベルモンド』戦である。確かに聖(光)属性を扱う敵は少ないが、彼相手なら話は別。
リヒターの攻撃はヴァンパイアキラーの鞭攻撃を初め、その殆どが適用されるため相性は抜群。
グッドエンドを見るためには勿論、安全に戦えるこの防具は是非、事前に入手しておきたい。
ただし固有のドロップアイテムなので、『焉道』エリアで延々と狩り続ける事になるけど・・・
『ショートケーキ』の回復量は+11と控え目。コチラも固有のアイテムドロップである。
女の子にはピッタリなアイテムだが、アルカードが甘党でもない限りは狙う価値は薄いだろう。
尤も、上記の『ぎんのサークレット』狙いなら、嫌でもアイテム欄に入っているとは思うが。
ギャラリーオブラビリンス![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
長らく出番に恵まれなかったが久しぶりの再登場。見た目は『月下の夜想曲』と全く同じ。
攻撃方法も見た目が少し異なる程度で中身は変わっていないので、対処法も全く同じで問題なし。
HPは196。弱点は鞭属性、斬属性、毒属性、呪属性、石化属性。耐性は炎属性、氷属性、雷属性。
何とも魔女らしく魔法属性に強く、物理属性には弱くなった。しかも状態異常は全て効果ありで、
出現場所も『冥界の学舎』と『魔の13番街』と比較的開けたエリアに登場するようになったため、
かなり戦い易くなったと言える。ここはシャーロットよりもジョナサンで相手をしてあげよう。
ドロップアイテムは体防具『ダルマティカ』のみ。固有のドロップアイテムではなく、
24000G(ゴールド)で店売りされているが、倒して入手した方が怪物図鑑も埋まって効率的。
シャーロットの専用防具の中では第4位のDEF(防御力)+25とINT(魔法攻撃力)+10の性能を持ち、
これ以上にINT(魔法攻撃力)が強化される防具は存在しないので、狙う価値は十分にあるだろう。
ちなみに『ダルマティカ』とは聖職者が助祭などで着用する広い袖口の法衣の事。・・・おさがり?
尚、本作でようやくそれっぽい声が付いたのだが、撃破時の断末魔が何故かかなり怖い事に。
・・・実はサウンドモードには彼女の「声」と言う物は収録されていない。つまり効果音である。
他の女性型モンスター達には殆ど声が付いているのに、何だか扱いが不憫すぎてどうも悲しい・・・
Harmony of Despair![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
なんと本作から遂に声優によるボイスが実装された。担当するのは「斎藤千和」女史。
メインキャラクターである『マリア・ラーネッド』役や、他のザコ敵達の声も兼任しているため、
倒した時の断末魔が「キャー!」と言う可愛らしいものになっている。・・・可愛いでしょう?
見た目も攻撃方法も『月下の夜想曲』と同じだが、本作では弱点と耐性がかなり極端化している。
弱点は突属性、斬属性、毒属性、呪属性、石化属性と、打属性を除く物理と状態異常を中心に、
耐性は炎属性、氷属性、雷属性、光属性、闇属性と、全ての魔法属性に耐性を持つ結果に。
ようやく強大な魔女としての本領発揮と言った所なのか、ここまで潔が良いと実に爽快である。
出現場所は第2章『傀儡の王』、第4章『暴虐のエスキース』、第5章『渇望の刃が刻む旋律』、
第8章『多くにして、一つなるもの』の4エリア。特に第8章は初登場した懐かしの場所であり、
当時の雰囲気と倒し難さをバッチリと楽しめる事だろう(流石に当時程苦戦はしないだろうが)。
ちなみに蒼真が入手できるソウルの能力は「MND(魔法防御力)アップ」。・・・攻撃能力じゃない?
やっと彼女の魔法が使用できると思ったのに、補助向けの能力だったために価値が低い羽目に・・・
ドロップアイテムはお肌にいいビタミンたっぷりの食べ物系アイテム『キウイフルーツ』。
8分間、MP+40、MND(魔法防御力)+3も上昇する。宝箱から入手すれば5つまでストック可能。
魔法使いらしい効果だが、お肌を気にしているのはやっぱり女性だから・・・?もしかしてバb(略)