イシバシプラザ

いしばしぷらざ

1978年7月13日から2021年8月22日まで、静岡県沼津市にあった大型ショッピングセンター。イトーヨーカドー沼津店が入っていた。

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概要

イシバシプラザ（ISHIBASHI PLAZA）は、かつて静岡県沼津市にあったショッピングセンターおよび、施設運営会社である。

1978年7月13日に開店。

場所は沼津駅北側、通称「リコー通り」にある。沼津駅北口周辺では最大規模の有料駐車場(平面・立体あわせ約1200台)を持つ。なお、駐車料金はイシバシプラザで一定金額買い物すると割引が適用される。

2021年3月6日に、「8月にメインテナントであるイトーヨーカドーが撤退し、イシバシプラザも閉店する」との報道がされた。閉店理由は「昨今の新型コロナウイルス問題、商環境の変化、建物の老朽化等を総合的に検討して営業継続は不可能と閉館の決定に至った」と説明している。

2021年8月22日に閉店。

なお、駐車場は平面部分のみ閉店後もタイムス有料駐車場として使用できる。

元々この場所は1973年に廃止された石橋製糸の工場敷地跡であった。沼津駅南口側は、西武や富士急などの百貨店や、仲見世商店街などがあり賑わっていたが、北口側は開発が遅れていた。そこで、北口側の商店街が、集客効果を狙って工場跡地に商業ビルの設置を申請をしたのが始まり。

計画当初は周辺住民からは、騒音や環境問題を懸念する声が上がり、駅南側商店街からは、大型店出店による競争激化を懸念する建設反対の声も出たため、話し合いのため建設に5年程度掛かった。

なお、現在は駅南口側の百貨店はほとんど閉店してしまっている。

地上5階地下1階の建物である。店舗として利用されているのは、南側は4階、北側は3階までで、南側の1階～2階は吹き抜けがある。

北半分は地下1階から3階までの全ての階がイトーヨーカドー沼津店となっており、南半分は専門店街となっている。

イシバシプラザ側のエスカレーター付近の1・2階、3・4階は吹き抜けになっており、前者にはオブジェ(後述)、後者には子供向けアスレチック遊具がある「あおぞら広場」(無料)がある。

その他、2010年代後半からテナント撤退が続いており、空き店舗のまま使用されないスペースが目立っていた。

4階には、CDショップ、書店、玩具店などがあったが、2021年には美容室やスポーツクラブなどが端にあるだけで、ほとんど使われていない空間となっていた。閉店前には、この空きスペースに『ラブライブ!サンシャイン!!』や利用客からの別れのメッセージを展示するイベントスペースに使用された。

閉店の原因と考えられる出来事として、ららぽーと沼津の開業やCOVID-19感染拡大による業績悪化等があるが、詳しい関係性は不明。ただし、前述のとおり近年の情勢を閉店理由の1つにあげている。

専門店街1階の広場には、かつて噴水だったオブジェ「1本の糸・舞う」が残されている。作者は伊藤隆道氏。噴水の他、バネのような棒が回転していたが、2011年3月11日東日本大震災から止まっていた。晩年には、これを利用してラブライブ!サンシャイン!!の寝そべりぬいぐるみを使ったジオラマが不定期ながら設置される。

出入り口は、地下を除く各階2箇所に立体駐車場との連絡橋がある他、1階は平面駐車場側と道路側にも2箇所あった。また、イシバシプラザ側の地下1階ロッテリア付近にも出入り口があり、正面は庭のように整備されており地上から階段で降りられた。この庭には池があり金魚がいた。