イチゴ(ダリフラ)

いちご

アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の登場人物。

タグに関して

イチゴの名称については複数の項目と重複するため、タグ付けをするときは「イチゴ(ダリフラ)」と付けることを推奨します。

概要

CV:市ノ瀬加那

本名は『CODE:015』。ヒロの幼馴染の少女。第13都市部隊のリーダー。

もう一人の幼馴染ゴローのパートナーとしてフランクス『デルフィニウム』を操縦する。

右側が顔にかかり気味なショートカットという独特な髪型が特徴。髪の色は青。EDではメンバーの中で唯一パーカーを着ている。

性格は真面目委員長タイプの優等生。リーダーである自覚からか仲間への気配りもできるが、独りで抱え込む癖もある様子。

本人に自覚はないものの幼いころからヒロに惹かれており、フランクスとの同調実験に失敗してパイロット資格を失い自信を損失しているヒロを気にかける。

彼に戦うきっかけを与えた上にダーリンと呼ぶゼロツーが現れたことで、焦りに似た対抗心を燃やすようになる。

パートナーのゴローとも気の置けない仲だが、その間柄は兄弟のそれに近い。

実は見た目に反してかなり感情的であり特にカッとなりやすく、怒りにまかせた行動や言動をしがち。その怒りの頃合いを見たゴローがフォローを入れたりガバついた主導権をあずかることが多い。

特にヒロのことが絡むと一層感情に流されやすくなり、先導する思い切りの良さは高く評価されてはいるが、リーダーとしての素質は正直あやしい。影のリーダーといって差し支えないゴローという抑え役がいてこそのリーダーとも取れる。

しかし、他とは一線を画す『理解することで物事へ結びつける把握力』は迅速で、また覚悟を決めた際の肝の据え方はヒロのそれとほぼ同格。毅然とした姿勢も持っており、それがリーダーたる所以なのだろう。

14話ショック

14話にて大切なヒロを殺めかけた事への自責の念で精神的にボロボロになったゼロツーを事実上追い詰め、ヒロとむりやり引き離した挙句もといた場所に送り返してしまうというとんでもない荒れ模様を披露。更に（ゼロツーを追いかけようとするヒロを引き留めるために）ヒロに連続2回の背伸びキスと告白までを一気に展開。世界中のダリフラファンからひどい目で見られてしまった。（おそらくこれはまだ現在進行形かもしれない）

補足すると、ヒロとゼロツーの過去やそれぞれの想いを目の当たりにしたのは視聴者側だけであり、周囲は誰も知らないという状況の中で、13部隊全員は『ゼロツーがヒロを利用しようとした』という情報だけを信じるしかなかった。それを彼女が遠回しに否定しなかった点も大きい。そんな中ゼロツーもヒロも、そして13部隊全員が各々に理由があるからこそ取る行動や言動がすべてすれ違いを起こし続け最悪の方向へと走っていった。14話は『全員の行動や言葉に理由があり、全員が根本から正しく、故に全員が悪い』というのが大筋なのだが、イチゴのあまりに感情的な部分が大きく強調されたことで、ファンからの反感を一身に浴びたのである。

おそろしいことに、なんと何者からか声優の市ノ瀬加那とアニメ制作会社へ殺害予告が届くという事件が発生。更にSNSにてイチゴ、あるいはイチゴが描かれた複数キャラのイラストを投稿したものに対し、イチゴに対する攻撃心を隠すことなくその旨を返信するといった出来事が現在も相次いでいる。このニュースを受け世界中のダリフラファンは事の重大さにひどく焦り、一部のファンによる無関係な無礼(暴走)を許してはならないという一種の運動が巻き起こっている。

イチゴの評価は日本でこそ落ち着いているが、映画やドラマを感情全開で観覧する文化が強い海外では最早語るまでもなく、だからこそ無礼で品のない文面があちこちに飛びまわっている。その相手によってはイチゴを少しでも肯定する文面を見つけるや否や率直にヘイトを書きこんでくるといった例も。

もちろん、『客観的に理解している人』もいるため、一概にファン全員がそうとは言い切れないが･･･（１５話以降は上述の騒動はピタリと止まっており、最終回以降は誰もこのような暴挙にはでていない）

15話以降

15話にて、ゴローの功労によりイチゴがヒロをゼロツーの元に送り届けるといった展開を披露。絶対に認めたくないけど2人とも気になるし認めるしかない、そんな複雑で息の詰まりそうな自分自身との向き合いも兼ねてストレリチアに本気で食って掛かったからこそ、イチゴは2人の仲を認め涙ながらも笑って受け入れる覚悟ができた。

さらに16話にて、時間の大幅な経過によりゼロツーとイチゴ、引いては13部隊全員とのわだかまりが完全に解消し、全員が晴れて友人となったことでゼロツーを含めた13部隊が遂にはじまった。

イチゴの手を振っての「おかえりー」にゼロツーが「ただいまー」と手を振って返すシーンはファン必見であり、かつてのギスギスや疑心暗鬼はそこにはない。

一連の流れでイチゴとゼロツーの関係改善が確定し、14話後「気持ちは分かるけど･･･」という国内のファンはヒロとゼロツーのイチャイチャっぷりと併せ、その『女の子同士の友情』に胸をなでおろしている人が多い。

VIRM大戦後

ストレリチア達を見送った後、一行と共に地球にて復興作業に打ち込む。　その最中、生命の誕生を見届ける。そこからも変化の流れにも適応していき、ヒロの危機を救う一翼を担った。

8年後、ゴロ－と結ばれ夫婦になった。また、彼の子を宿している。パン職人になった者や教師になった者達、医者になった者と共に比翼の鳥の帰りを待つ。

デザインについて

ゼロツーと対なす【ライバルヒロイン】としてのポジションを強くするために、【目元の変更】や【髪型を左右非対称にする】という監督の錦織敦史氏のこだわりが反映されている。

関連タグ

ダーリン・イン・ザ・フランキス

ヒロ ゴロー

紫々部シオン：中の人繋がり。ロボットアニメの主要人物でもある。

スレッタ・マーキュリー：中の人繋がり。こちらはロボットアニメの主人公である。

植野直花：主人公を意図しない形で傷つけてしまい、自責の念に苛まれたメインヒロインに追い打ちをかける所業を行ったサブヒロイン繋がり。こちらは直接的な手段に走っている上、その肉親にも矛先を向けた。ちなみにメインヒロインの演者は本作でもサブヒロインの一人を演じている。

キャラヘイト：この現象の説明の例として上記の騒動(14話ショック)が引き合いに出されることがある。