「はい論破!」
演:木下ほうか
概要
本名は馬場智明。
上司や取引先には媚びへつらい、部下には尊大に接したり、嫌みを言い放つという典型的なパワハラ上司で、愛用の「肩たたきつき孫の手」を使いながら、山下亘(演:大重わたる)をはじめとした部下達を文字通り厭味な言動で逆撫でしていく(特に女性の部下や失敗を犯した部下に対しては、ここぞとばかりに嘲笑したり、茶化したりする)。
また、程度の低い悪戯や、質の悪いからかい(本人は軽い冗談のつもりでいる)も大好きで、面倒な仕事は部下に押し付けようとする一方、美味しいところはすぐに持って行こうとするなど図々しく自己中心的な性格。
また、媚びへつらう相手であっても当人がいない場所では言いたい放題に悪口を叩いたり、見下している相手であっても反撃を食らって凄まれたり、恫喝されるなどすると、途端にビビリまくってしまうなど小心者でもある。
最後はそんな行きすぎた厭味や嫌がらせが災いして、自ら墓穴を掘って自滅したり、部下からの思わぬ報復を喰うなどして、毎度のごとく最後には(上司、取引先の大物、大勢の人々の前で大恥をかく、部下からの復讐で心理的、身体的被害を受ける等)しっぺ返しを食らってとことん酷い目に遭う形で成敗されるという自業自得なオチで終わる。
そんな数々の憎たらしい言動などのウザさと、罰が当たったり、しっぺ返しを受けた際に見せる痛快かつコミカルなリアクションなどの憎めなさを絶妙なバランスで併せ持ち、一度目にしたら頭から離れないような独特かつ強烈なキャラクターから視聴者からの人気は高く、お宅訪問系のロケ企画や、番組スポンサーであるジャパネットたかたの公式サイトにてスピンオフドラマを配信してたりしている。
また、番組最後のエンディング前には「はい論破!占い」「はい論破!じゃんけん」といったものもやっている。
他の悪役キャラや司会の内村光良(本人役)とともに、27時間テレビの中で放送されたサザエさんにも登場。相変わらずの嫌味且つ大人げない言動で磯野家の人たち(特にカツオ)を振り回した。しかし、魚屋にいるサザエに「新鮮なアジの見分け方ができる」と豪語するも「これアジじゃなくてイワシだわ」と指摘されて赤っ恥をかかされたり、自身の家(正確にいえば、その家はリフォーム時の仮家として一時住んでいたもの。オチでは別の人が引っ越してきた)に入り込んだタマを「うちの猫だよ」と宣い略奪しようとするもタラオの純粋な行動と、磯野家に帰りたがるタマの余りのしつこさに心が折れて結局返す羽目になるなど、最後は痛快なしっぺ返しを受けて成敗された。最終的には遠くへ引っ越して行った。
ちなみに、木下ほうか氏がアニメで声優を務めるのは『ONEPIECE』のアニメスペシャルが初めてだったりする。
他番組では『爆笑キャラパレード』のコントで、アルコ&ピースの平子扮するIT会社社長・瀬良明正とも共演。取引先である瀬良の許に挨拶回りにやってきた際、いつものように瀬良社長にたいして媚びへつらう一方、当人がトイレに行く為にいなくなった途端と言いたい放題に貶しだし、それを瀬良社長が聞いていた事に気がつくと一緒にいた山下に罪を擦り付けようとする。オチでは瀬良社長に正直に意見を述べたと気に入られ、新しい企画の構想を練る為にと何故かトイレの個室へと連行されてしまう。その後、イヤミ課長がどんな目に遭ったのか…禁則事項です。