概要
ステゴサウルスに近縁なアジア在住の剣竜類で、名前は「烏爾禾(ウルホ。中国の地名)のトカゲ」という意味。
形態
大きさ7メートル程度で剣竜類としては大型。
背中の板が四角いこと以外の外見はステゴサウルスに似ており、トゥオジャンゴサウルスと違って互い違いに並んでいるほか、肩にトゲもなかったようだ。
他の剣竜類はジュラ紀に生きていたが、このウエルホサウルスは白亜紀の前半、1億2000万年くらい前に生きていた。つまり既知の化石記録の範囲では最期の剣竜である。
当時アジアにはジュラ紀の環境を残したエリアがあったとされており、そのお陰で偏食家だったこの仲間も生き延びることができたようだ(口先の狭い恐竜は選り好みする偏食家、ハドロサウルス類は何でも食べ、丈夫なくちばしのある角竜類は堅い植物を食べていたらしい)。
ちなみに背中の板は埋まっている間に折れたんじゃないかとも言われている。
余談
ウエルホサウルスよりも後、8000万年くらい前にはインドにドラビドサウルスがいたとされてきた。
だが「いろんな化石(首長竜やティタノサウルス類など)のごちゃ混ぜ状態だった→1種類の恐竜じゃない→登録取り消し」という経緯をたどったのでラストバッターということになり、剣竜類は1億年ほど前に絶滅したようだと見られている。
古代王者恐竜キング
第4紀からウエロサウルスの名称で登場。
ショルダーネームは「新緑の剣士」となかなか小洒落たものだが、草属性の恐竜を差し置いてなぜこちらが「新緑(体色も赤褐色と全然違う色で描かれている)」かは不明。剣の超わざは2007第1紀+の「クエイクセイバー」まで待つ事になった。
土属性のつよさ1000(最下位)。
ちなみにステゴサウルスはつよさ1800(銀レアカード)と優遇され、後に登場した剣竜はいずれもつよさ1200~1600でこちらよりは格上だった。
必殺わざはパー。バトルタイプは第6紀まではまもりタイプ、2007第1紀から2007第3紀まではピンチタイプ、激闘!ザンジャークではカウンタータイプ。土属性。
- 初登場したバージョンでは超必殺わざになる「ダイノスイング」のわざカードにも描かれた。
同じバージョンで登場した特殊超わざ「アースバリア」を超必殺わざとして使う事も出来、バトルタイプの関係上で髙い防御力をさらに上げることも出来るとして雑誌などでは注目されていた。
- ただし、初登場したバージョンのわざカードでは「サウロペルタ」が描かれていた。第6紀で上記の「アースバリア」のわざカードに描かれた。
アクト団の使うアクト恐竜もある。