概要
ペルム紀後期の南アフリカノルマンディエン層に生息していた分椎類ライネスクス科の両生類。
肢帯は頑丈だったが四肢は弱く、基本的には水中で生活していたらしい。
首付近に小歯状突起に覆われた三列の骨があり、生存時は鰓の鰓弓に付いていたと考えられている。ウラノケントロドンには鰓があったことが確実視されているが、魚のような体内に収納された鰓であったのか、ポリプテルスやアホロートルに見られるような外鰓であったのかは不明であった。
2010年にはケラトブラキニアル構造から内鰓と判断されている。幼生期は他の両生類と同じく外鰓を持ち、成体になると内鰓だけになったとみられる。
体表は鱗状の構造で覆われ、大部分はケラチン質とみられるが腹側の鱗は骨質であった。前肢や尾には軟組織が保存されていなかったがおそらく骨質ではなかったと思われる。