概要
エアホッケーとは、マレット(またの名をスマッシャー)と呼ばれる器具を用いて盤上でパック(プラスチックの円盤)を打ち合い、相手ゴールに入れて得点を競うゲーム。
名の由来は元々のスポーツ競技であるホッケーだが、「エア」は盤上に開いた小さな穴から空気を吹き出し、パックを浮かび上がらせるシステムに因んでいる。
1972年、大手ビリヤードメーカーのBrunswick社が発明したのが起源とされている。
その後1978年には「アメリカエアホッケー協会」なるものが設立され、1つのスポーツジャンルとして確立していった。
今現在でもゲームセンターやボウリング場等に筐体が置かれることが多い。
PCゲームの『エアホッケー』
Datt Japanが開発する、上記のエアホッケーをモチーフにしたPCゲーム。
富士通が出すFMVシリーズのWindowsにプリインストールされている『GAMEPACK』の中に収録されており、無料で遊ぶことができる。
2013年にはWindowsストアでも無料ダウンロードが可能になったが、「つよいモード」「さいきょうモード」のプレイにはそれぞれ150円の課金が必要。
ルールは至ってシンプルでマウスを使ってマレットを操り、パックを打ち合い7点先取(のちに変更可能)した方が勝利となる。これを繰り返し、森の動物5匹全員に勝利することでゲームクリアとなる。また、試合に負けた方は顔に影がかかり、まるで感情を奪われたような表情をすることに定評がある。
だいたいこんな顔である。
時は流れ2024年3月31日、11年越しにまさかの大型アップデートが実施、ブラウザ版がリリースされ誰でもブラウザ上で遊べるようになった。
新難易度と新キャラの実装、グラフィック、フレームレートの向上や敵AIの強化、さらにはランキング機能まで搭載されオンラインでクリアタイムを競うこともできるようになった(ただし掲載されるのは7点マッチのみ)。また、課金システムは廃止され徹頭徹尾無料でプレイできる。
登場キャラクター
- ゆうた
プレイヤーが操作する主人公キャラ。人間の男の子。
主人公だろうと試合に負けると例外なく感情を奪われる。
「はじめてモード」で戦う1番手のゾウ。(イラスト中央)
名前の通りとにかく動作がトロく、逆に負ける方が難しいレベルの相手であったが、ブラウザ版においてAIの強化により昔とは比べ物にならない程強くなり、一筋縄ではいかない相手となっている。
- トロゾウ ダークネス
ブラウザ版リリースに伴い、新たに追加された「ダークネスモード」で戦う闇堕ちしたトロゾウ。身体が黒くなっており、目も赤くなっている。
- ちーすけ
「かんたんモード」で戦う2番手のネズミ。(イラスト下)
体が小さいが故に彼のみ全身を使ってマレットを操る。
- ルンちゃん
「ふつうモード」で戦う3番手のウサギ。(イラスト右)
名前からしておそらく女の子。
- しんたろう
「つよいモード」で戦う4番手のイヌ。(イラスト左)
試合に勝利すると指を空に掲げながらその場で回転する。
- じゅぴたん
「さいきょうモード」で戦う5番手のパンダ。(イラスト上)
旧バージョンではラスボスを務めていたのもあり実力は高い。
- ししまる
ブラウザ版リリースに伴い、新たに追加された「でんせつモード」で戦うラスボスのライオン。
ただでさえ冗談みたいな強さをしているが、こちらが4本点を取ると憤怒の形相へと豹変しAIとスピードがさらに強化される。
関連イラスト
一般的なエアホッケー
PCゲームの『エアホッケー』