※メイン画像は厳密にはトランスフォーマーとしてのエグゾーストの元になった「ランチア・ストラトス ターボ マルボロタイプ」なのだが、だいたいあってるのでそのまま流用している。
曖昧さ回避
- 英語で使い尽くす、排出を意味する。exhaust。エキゾーストとも。
- 絶対無敵ライジンオーに登場する邪悪獣の1体。
- トランスフォーマーの登場人物の一人。本項にて詳述。
概要
「トランスフォーマー マスターピース」における第23弾のラインナップとして登場。ナンバリングは「MP-23」となり、仕様自体は「MP-20 ホイルジャック」のリデコである(後述)。
プロフィール
出演作品 | 映像作品としては無し(今回が初出) |
---|---|
所属 | デストロン、マールブア・ダイナミック社 広報部門 |
役割 | 産業諜報兵 |
変化 | ランチア・ストラトス ターボ(マルボロ仕様) |
座右の銘 | その素手で、煙を掴めはしない |
体力 | 8 |
知力 | 8 |
速度 | 7 |
耐久力 | 10 |
地位 | 7 |
火力 | 7 |
技能 | 8 |
人物像
エグゾーストはデストロン兵士ではあるが、その任務は極めて特殊であり、デストロン軍団の上官にあたるサウンドウェーブの指揮のもと、産業スパイとして民間企業に潜入する事にある。
表向きは一般社会に溶け込み日々の勤労に従事するが、その裏では先端技術や経済情報、高価値物品を秘密裡に奪取している。
彼は多種多様なエイリアンを従業員に持つ謎の惑星間巨大企業である「マールブア・ダイナミック社」に潜入しており、広報部門のポストを得た彼はこの会社を拠点に様々な企業を相手取り諜報活動を仕掛けている(同社は多文明のテクノロジーを取り入れ、応用する事により自社技術の向上を目指しており、「トランスフォーマーの技術」を欲した彼らはエグゾーストが実験台として参加するのを条件に彼の社外における活動を黙認している)。
マールブア社の実験で様々な特殊能力を得た彼であったが、身分を隠しての長いサラリーマン生活は彼の心を蝕み、そのストレスから宇宙タバコ「サイ=ガレット」に手を出し、その消費量は日に日に増している。
この習慣が、やがてエグゾーストの体に悪影響を及ぼす事を、年一回の健康診断で医者から警告されている(ある意味ではヘビースモーカーともいえる)。
性格
普段の性格は何事も余裕を持ってこなす柔軟な心の持ち主を演じて周囲に溶け込んでいるが、実は些細なミスやリタイアも許せないエリート意識の強い完璧主義者であり、社内のライバルを失脚させる事などに喜びを感じている。
能力
エグゾーストはマールブア・ダイナミック社と取引をして、同社の機能追加実験の実験台となる事で様々な能力を身につけている。
クォンタイズ
全身を粒子状に拡散して捕獲機能を持つ生きた噴煙に変わる能力。
この粒子化状態のエグゾーストは、ビークルモードの時に及ばないものの高速で移動する事が出来、精密機械類に透過する事により深刻なダメージを与える事が出来る。
彼の名前の由来となった「Exhaust」は排気の事であり、生きた噴煙となる彼に相応しい名前であるといえよう。
パワーサイフォン
あらゆる生命体からエネルギーを抜き取る能力。
彼のパワー吸収能力は掌からの吸引によって標的の動力だけでなく、その精神力も減殺する能力もある(これらの能力の最初のテストとして強奪したのがサイバトロンの新兵器イモビライザー)。
通常戦闘においても神出鬼没なエグゾーストは対峙した者に恐怖感を植え付けるのである。
だが、彼のクォンタイズ能力はエネルギー消費が極めて高く、長時間の使用はエネルギー吸収能力を超えてエグゾースト自身を干上がらせる危険がある。
その特殊能力故に常に動力危機にある彼は、まるで吸血鬼の如くエネルギーを求め、吸い続ける事になる…
外見
「ダイアクロン カーロボット」における「ランチア・ストラトス ターボ」のマルボロカラーを再現した物(ちなみにトリコロールの「アルタリアカラー」の方は他ならぬホイルジャックである)だが、特徴的な三角形のペイントがカクカクの台形のペイントになっており、正面に「Marlboro」…ではなく「LANCIA」と書体を似せてペイントされている(他にもタイヤメーカーの「Goodyear」ならぬ「GOODFLAVOR」のロゴもあり)。
その他
「別製品からの仕様変更品」「映像作品に出典を持たないトランスフォーマー」…即ち「元になった『ダイアクロン カーロボット』に『トランスフォーマーとしての設定を付与』したキャラクター」としては以下の様なケースがある。
- オートボット…ディープカバー(ダイアクロンカーロボットのパワードコンボイDXセット付属の黒いニューカウンタックLP500S)、クランプダウン(ダイアクロンカーロボットNo.19 ニューカウンタック・ポリスカー)、タイガートラック(ニューカウンタックロボの赤・黄色のうち、ランボルに充当されていない黄色版)、ロードレイジ(ダイアクロンカーロボットNo.21 コルベット・スティングレーor一時期の赤い欧州版トラックス)
- ディセプティコン…マグニフィカス(ミクロチェンジ顕微鏡ロボ)、メガプレックス(ミクロチェンジシリーズ ガンロボ・ワルサーP38 アンクルセット)
- 双方いずれにも属しない第三勢力…*G1ゴーボッツ(G1ミニボット各種)、オーバーチャージ(ダイアクロン 変形戦隊トリプルチェンジャー・ジェット機タイプ)、デトライタス(ハウンドの仕様変更)
などが存在するが、ほとんどがG1当時の玩具を「e-hobby」限定のカラーリングとして先立って発売されていた(タイガートラックは「フィギュア王」誌上通販)が、今回はそれらの限定販路を経ずに商品化された初のケースであり(他にラウドペダル、コルドン、スピンアウトがこれに続く)、「リアルカーに変形するデストロン兵士」としても初である。
関連タグ
ホイルジャック…リデコ元。
スライサー…「アクションマスター」のホイルジャックの仕様変更。ある意味では「パイセン」
ラウドペダル…マスターピース版のトラックスの仕様変更。発売までに似た様な経緯を持つ。
コルドン…マスターピース版のサンストリーカーの仕様変更。ビークルモードの見てくれはマッハアラートっぽい(ただしディアブロに変形するマッハアラートとは異なり、コルドンはカウンタックに変形する)が、こちらも発売までに似た様な経緯を持つ。