エテ公(彼岸島)
えてこう
「オマ●コ・・・・」「オマ・・・・」
「ンコォォォォォ」
登場話:第87話「ススキ」~98話「写真立て」 128話「東京の壁」~130話「エテ公」
エテ公とは『彼岸島 48日後…』に登場する邪鬼の一体で、主に箱根付近にある千石原のススキ原に出没する。
首から上が巨大なエビの尾になっており、両腕のない女性の裸体の陰部からヘビのような長い舌のある老人の顔が生えているという邪鬼の中でも一際不気味とも呼べる外見をしている。
元はかつて人間時代から「エテ公」と呼ばれていた変態であり、そして吸血鬼化した後から行方不明となりその後程なくして邪鬼化した。
邪鬼化しても性欲は相変わらずで、女性の匂いを嗅ぎつけてはどこまでも追い回してくる他、歯のない口で人間を吸うように捕食する。
その最悪すぎる外見と行動ぶりから、数々の化け物と対峙してきた明さんですら真顔で「最悪なのが人喰ってた 関わらないほうがいい」と評したほどの恐怖の邪鬼である。
ススキ原で人間を捕え喰っている所を尻目に、「エテ公に関らずに野原を抜ける」と断じた宮本明たちが連れていた勝次の母・ゆり子の生理の匂いに反応して彼らを襲撃する。
しかし追跡の果てに明さんの策でロープウェイに足を取られ、「巨大な股裂き」状態に陥って空中から真っ逆さまにド派手に転倒してしまい、そのまま明たち一行の箱根への逃走を許した。
…そして流石にもう再登場することは無いものと思われたが、しかしエテ公はその後に某巨人漫画のように東京都の周辺にぐるりと堅牢に築かれた「東京の壁」にて手をこまねく明たちの前に再び登場した。な…なんたる執念だよ…!!
(理想の女性を求めて神奈川からわざわざお登りしてきたのか…?)
壁の向こう側にいる女性や吸血鬼たちの匂いに反応し、壁を破るべく体当たりやエビの脚での「すげェアタック」を何度も繰り返し、やっとこさ壁の鉄板1枚をはがすことに成功。
しかし対邪鬼装備が何重ともなく仕掛けられた壁から大量の槍を頭部に受け、コマを跨ぐという斬新な方法で懸命に淫語の伏字を回避しつつ、上記の雄叫びを発しながら突撃するも、最期は傘の骨と槍の間の子のような対邪鬼専用兵器によって身体をバラバラにされ倒された。
シーンによって体の大きさがまちまちであり、せいぜい7~10m位のコマもあれば50m位の巨躯になっている場面も存在する。ともあれ、エテ公に限った話ではないのかもしれない...。