一条和矢(リバイブ)
概要
修羅の国の群将(土地を治める修羅)。牛の角のような兜をつけているのが特徴。修羅の国の海岸からほど近い場所に城を構えており、城内では修羅の対戦を行わせていた。
修羅の国に侵入してきた者を迎撃する修羅を統括しているらしく、侵入者に名も無き修羅が倒されたとの報告を受け、リンの所有権をかけた戦いに勝利したアルフを討伐に向かわせている。
『孟古流 妖禽掌(もうこりゅう ようきんしょう)』という中国拳法の使い手であり、瞬時に敵の体の内臓や骨などを外傷一つつけることなく抜き出すことが出来る。この拳法を駆使し、修羅となってから1800勝(旧テレビアニメ版では8800勝)したと豪語していた。
リンを拉致したシャチを追って来た(旧テレビアニメ版は外遊中に遭遇した)が、修羅の国においては強さこそ正義という理由で一度は見逃す。しかし、シャチが宣戦布告をしたために配下の修羅である斬(ザン)と殺(シャー)と戦わせる。斬が敗れた後に、その最期に怯んで戦意喪失した殺を絶命させ、シャチに挑む。
闘いは基本的にカイゼルが優勢であったが、肋骨を犠牲にするという戦法により片腕を折り取られてしまう。それでも既にシャチの攻撃の癖を見切っていたため再び優勢に戻るが、羅将ハンに昔つけられた古傷という弱点を突かれたことで一瞬の隙を突かれ、北斗琉拳奥義『破摩独指(はまどくし)』で片目を潰された挙げ句に頭部の右側を吹き飛ばされて敗北(旧テレビアニメ版では、あまりにも惨すぎる為か額に指を突き刺す形となり、それに合わせて破裂箇所も頭頂部周辺に変更された)。
「神こそ我が下僕」と嘯くシャチに対し、北斗琉拳を極めた三羅将の存在がある限り天下は取れないと告げた。
絶命した場面は描かれていないが、最期の片目を潰された重傷ぶりを見る限り絶命している可能性が高い。
派生作品
北斗の拳イチゴ味
カイオウの部下として登場。
カイオウの命で修羅の軍団を率いて来日し、帝都を攻撃して大きな被害を与える。さらにファルコと交戦し、実戦経験の差から追い詰めるも、天帝が帝都ではなくサザンクロスにいるという情報を耳にして転進。
サザンクロスではハートに行く手を遮られ、おもしろい体をしていると感心する様子を見せるも、毒針を投げつけることで戦闘せず回避。ルイを守るシンにはシンが守るべきものを得て絶好調であったため押されるが、シンがルイをかばった隙に毒針を投げて無力化に成功。
しかしシンが持ちこたえていたおかげでトキの救援が間に合ってしまい、トキの修行で大幅にパワーアップしていたアミバによって倒された。
ギャグ漫画の『イチゴ味』の中でもシリアスで一切ふざけず、目的を果たすことを徹底して手段を選ばないという硬派な悪役に落ち着いている。また、ファルコやシンといった本編の実力者たちに実質勝利しているなど、修羅の国の本領を見せつける非常に優遇された扱いであった。
技
虎背熊牙盗(こはいゆうがとう)
右手に闘気を纏わせて突いたり、手から闘気を放ったりする力技。
伐陀羅(ばっだら)
シャチの攻撃で中断された為、詳細不明。