CV:野島昭生
概要
『アクマイザー3』第16話「なぜだ?!赤い傘の秘密」に登場した隊長怪人。パラボラアンテナのように広がった傘のような頭部をしている(おそらく露先が隊長の証の角であると思われる)。赤いレインコートを着用している。
原理は不明だが雨を降らせる能力を持つ。武器は傘の骨のような手裏剣と傘の骨組みを模したジャンケル。このジャンケルには親骨のような鍔を回転させる事で特殊な電波を発生させ、自身の部隊が製作した赤い傘(オレンジ色もあり)を強制的に閉じて、持ち主を傘の中に閉じ込めてしまう効果がある。同時にこの電波は赤い星型のペンダントのような受信機の持ち主を操る「カサドラー催眠」という効果もある(ただし受信する側にも負荷がかかるらしく、失神する事もあった)。これで夕子という少女を操り、夕立を発生させて彼女に赤い傘を配布させ、手にした人間を拉致して奴隷にする「カサドラー作戦」を実施した(ノルマは100人以上)。なお持ち主を取り込んだ傘は兵士アグマーが地道に回収しており、もう一度電波を出す事で傘が展開して人間は外に出る(どういうわけか抵抗する素振りがなく、一種の催眠効果もある模様)。
劇中の活躍
カサドラー作戦を開始させ、夕子が配布した傘を手にした人間13名を拉致するが、そこにイビルが現れ、さらにザビタンも現れたため、急いで退散する。
ノルマの達成に至らず、夕子に発破をかけて再度作戦を実行するが、折しも光彦が傘を入手していた事でイビルに察知されてしまい、人々の拉致に失敗する。夕子を人質にしてイビルおよび合流してきたザビタンとガブラを脅すが、光彦が投げた傘が当たった拍子に夕子を放してしまい、反撃に遭ったため手裏剣で夕子の右腕を負傷させて退却する。
その後、一平の家を急襲して、休養していた夕子を奪還しようとするが、イビルの妨害に遭う。ジャンケルの電波で夕子を操って自分のそばまで移動させ、イビルも鏡で動きを封じて倒そうとするも、ダルニアの介入で鏡が割れてしまったため、夕子を連れて退散する。
アクマイザー3がザイダベック号のコンピューターで本拠地を突き止めて乗り込むと、夕子に小型バズーカを持たせて迎撃させるが、そこにジュンと夕子の父親まで現れる。夕子が躊躇する様子を見せると、電波を強めて再度攻撃を仕掛けるが、父親の説得で夕子の動きが再度止まった隙にイビルがジョーガンでペンダントを破壊したため、夕子と捕虜にしていた人々が解放されてしまう。アクマイザー3に大した抵抗もできないまま、魔法陣アタックを受けて爆死した。
余談
夕子が拉致されたのは近所に住んでいたジュンによると1年前であり、彼の計画はその頃から始まっていたようである。なお準備に1年を要した理由は不明(傘作りでもしていたのだろうか?)。
関連タグ
アマガンサー:同じく傘モチーフの怪人。こちらも降雨能力を持ち、改造傘(ただしこちらはコントロールマシン)を配布した。
アブラバンバラ:同じく少女を拉致・洗脳して悪事に従事させた怪人。なお奇しくも拉致した少女の父親を演じたのは夕子の父親を演じた岸野一彦氏であった。