概要
体長3.7~6.9㎝。
本種は本州・四国・九州の山地に生息する固有種で、もう一種類は台湾、トカラ列島口之島以南に生息。
特徴
平べったい体が特徴で、指先には吸盤が発達している。声が美しいで有名だが、石のような灰褐色で、目立たない姿のカエルである。4~8月には幅広い渓流の石の下に等に産卵する。アオガエル科なのだが、他の多くの種のように樹上性ではない点で珍しい。
カジカガエルの仲間
- カジカガエル(メイン画像)
- リュウキュウカジカガエル
万葉集にも登場したカジカガエル
カジカガエルは、昔から美しい声で知られていた。奈良時代に出来た日本最古の歌集「万葉集」にも、カジカガエルの声を題材にした歌が載っている。ちなみにカジカは「河鹿」と書き、鳴き声が雄鹿の鳴き声に似ていると見做されたため。