概要
アメリカで人気の高い『グリーンホーネット』シリーズに登場する東アジア人。
主人公ブリット・リードの専属運転手であり、彼の扮するヒーロー「グリーン・ホーネット」の従者でもある。(シリーズによっては対等な相棒)
天才メカニックであり、グリーン・ホーネットの乗る車「ブラックビューティ」や「ホーネットガン」などは彼の手によって生み出されたものである。
武術(柔道またはカンフー)の達人でもあり、数々の発明品と共にブリッドの活躍を助けている。
アメコミ版では、1960年代TVドラマ版のカトーは1939年ラジオ版のカトーの息子という設定で「Hayashi」というファーストネームを持っていたり、異母妹の「Mishi」がカトーとして活躍していたり、二代目カトーの「Mulan」がいたり色々いる。
日本では「カトー(Kato)」を加藤と同じ発音で言うが、他国では「ケイト(Keito)」と発音されている。
外見
黄色人種らしく、短い黒髪に黒ずくめの服装が特徴。グリーン・ホーネットに同行する際には運転手帽と詰め襟の服、革手袋に黒のマスクを身につけている。
人種について
当初設定では日本人だったが、日中戦争の始まりとともに日本に対するイメージが悪化、日本人設定がぼやかされていくようになる。一部の報道機関がカトーは韓国人だと報道したこともあった。
その後、第二次世界大戦中に行われた日系人の強制収容政策の影響もあり、フィリピン人説が広く信じられるようになった。
後にテレビ番組になった際にはブルース・リーがカトーを演じ、中国人と混同されて演じられた。2011年の映画版でも台湾出身のジェイ・チョウが演じ、上海出身と設定されている。
そのためカトーの人種・国籍等は不明瞭のままであり、東アジア人と説明されている。