概要
インド神話に登場する蛇神の一族であるナーガの王・ナーガラージャを1000産んだという太母でカドルーとも呼ばれる。
父は聖仙リシのダクシャ、夫は同じくリシのカシュヤパで、ガルーダの母であるヴィナターとは夫を同じくする姉妹である。
カドゥルーはヴィナターと、白馬ウッチャイヒシュラヴァスの色は真っ白かどうか、負けたものは奴隷になるという賭けを行い、子供である1000のナーガに命じて白馬の尾に纏わせることで黒く変えるという不正で勝利した。
そのためヴィナターは奴隷となり500年間も辛酸を舐めさせられたが、それに憤ったガルーダがアムリタを巡る事件で神々に認められたことによりナーガ族の優位性が失われてしまったのである。
白馬の尾に纏わりつくことを断ったナーガもいたため、ナーガはジャナメージャナという者によって滅ぶように軽い気持ちで呪いをかけたともいわれる。