概要
2017~18年に公開されたゴジラ アニメーション三部作の前日談として、多くの東宝怪獣が登場したとして話題を呼んだノベルス作品『GODZILLA 怪獣黙示録』。
その中でも、特に読者が注目を浴びたのがこのカメーバⅣである。
劇中では2030年に死体として登場し、これまで現れた怪獣・カメーバの4体目の個体として扱われていたのだが…。
しかし、実際はカメーバではなく「カメーバの近似種と思われる亀型の怪獣」だった事が判明。
しかもこの個体、体長が60mもあるうえに右前脚が欠損していた状態だったという。
そして多くの読者は、恐らくこう呟いた事だろう。
「いや、どう考えてもガメラでしょ、これ」
果たして、その真相は…?
真相?
往年の怪獣ファンの方ならこのカメーバⅣに対し、「こいつガメラなんじゃないの?」と思った人も少なくないだろう。
とはいえ、ゴジラとガメラは元々、登場する制作会社が異なる事を考えると「ゴジラ作品でガメラが登場するなんてありえない」というのが本来の鉄則である。
それでもファンの中には、現在でもゴジラとガメラの共演を望んでいる声も多く、ある意味これも(そんな2体の共演を望むファンの一人として)筆者の遊び心だったのかもしれない。
果たしてこのカメーバⅣは本当にガメラだったのだろうか? それとも単なるカメーバの変異種だったのか…? その答えが判明する日は永遠に訪れる事はないだろう。
もしくは、「読者のご想像にお任せする」というのが筆者の狙いか。
関連タグ
ガメラ:カメーバⅣの正体…?
ガメラ3 邪神イリス覚醒、GAMERA-Rebirth-:どちらもガメラが劇中で片腕を失うシーンが見られる作品。特に前者は本作よりも公開が先なので、ある意味カメーバⅣがガメラと重ねられる一因を作ったともいえる。
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS:劇中においてカメーバが死体で登場している事から、今回のカメーバⅣはそのオマージュだと思われる。手塚監督も実際にカメーバに決定される前にガメラかアンギラスの死骸を検討していたとされている。
ゴジラ FINALWARS:こちらは劇中において子供がカメ型の人形を「このノロマなカメめ!」と言ってボコボコにするシーンがあり、ある意味今回のネタはこれの皮肉演出とも言える。
ゴジラVSガメラ:同じく本ネタの元。