CV:作間功
概要
『アクマイザー3』第36話「なぜだ?!のみこまれたガブラッチョ」に登場したガマガエルに似た隊長怪人。黄色の目をしたガマガエルの顔の口の中に赤い目をしたガマガエルの顔があるという変わった容姿をしている。隊長の証の角はない。
自分の顔を醜いと思っており、「鏡テレビ」に「この世で一番醜いのは誰か?」と尋ねるといつも自分が写っていてずっと悩んでいたが、昨年からガブラが写るようになり、彼にシンパシーを抱いていた(これは彼に同族嫌悪を抱いたカッパードとは大違いである)。
口から煙を吐いて浴びた人間をビリヤードボールくらいの鉄の玉(模様はシャツと同じ)に変える「アクマ力・玉転がし」の使い手で、50人の子供と50人の美女を玉に変えて飲み込み消化する事で世界一のハンサムに変わる「アクマ力・ハンサム変わり」(名称は次回予告より)を成し遂げようと目論んだ(ちなみに発動すると人間の姿になるらしく、彼は人間の姿で人間社会を征服するつもりだったらしい)。ただし、誰でもいい訳ではなく、場合によっては副作用が出る事もあるので、玉にする人間の選出には慎重になっていた。
他にも、口から油を吐き出す「アクマ力・ガマの油」(これは塗り薬にもなる)、相手を小さくする「アクマ力・いただきますわよ~小さくなれ」、体表のイボから催眠ガスを出す「アクマ力・ね~む~れ~よ~い~こ~よ~」、体内にいる相手の調子を下げる「アクマ力・調子っ外れ」、相手を転倒させる「アクマ力・ひっくり返る」および「アクマ力・でんぐり返る」、口から火炎を吐く「アクマ力・地獄ガマ」といった様々なアクマ力を披露した。またがま口のポーチに化けたり、「ガマンダガマンダノパッパ」と唱える事で瞬間移動する事も出来る。ちなみにジャンケルは未装備。
実は胃の中には「ひっく」や「はくしょん」といった札が紐付きでぶら下がっており、これが引っ張られると札に書いてある行動をしてしまう弱点があった(ちなみに彼自身はこの弱点を知っていた)。
劇中の活躍
海岸で100円硬貨を撒いて小学生3人を自身が化けたポーチまで誘い込み、硬貨を回収すると彼らを玉に変えて飲み込んでしまう。これで残るは美女1名を飲み込むだけとなり、コンピューターによって秋原ちぐさという女子高生が選出されるが、たまたま海釣りに出掛けていたガブラがガマーダを目撃してガブラッチョに変身して基地に潜入しており、彼を見つけてガマの油を噴出するも結局逃げられてしまう。
その後、ちぐさの前に白い花を何本も置いて彼女を自身が化けたポーチの所まで誘導するが、ガブラッチョの報告を受けたザビタンに妨害されてしまう。イビルとダルニアも現れ、彼女に「面白い顔」と揶揄されると、気分を害した彼は退散する。
ガブラが兵士アグマーの銃撃で負傷すると、彼はガブラを介抱して事情を説明して基地に滞在させるが、ガブラはガブラッチョに変身して基地を荒そうとする。ガブラッチョを追い回すアグマーを制止して、美味しく思ったガマーダはアクマ力でガブラッチョを小さくして飲み込んでしまった。そして、ちぐさがいる一平の部屋に侵入し、アクマ力で一平・光彦・ダルニアを眠らせるが、ちぐさには逃げられてしまう。彼女を追いかけている際中、体内にいるガブラッチョの魔法力で踊ってしまうものの、アクマ力で音楽を止めて追跡を再開する。ザビタンとイビルが現れると、二人の目の前でちぐさを玉に変えて飲み込み、様々なアクマ力で彼らを翻弄するが、ガブラッチョに胃の中にある札を引っ張られてしまい、奇行を繰り返した挙句、くしゃみで彼を解放してしまう。さらに元に戻ったガブラに腹を斬られ、胃の中の玉まで奪還されてしまう。ガマの油で傷を癒してアクマイザー3に挑むも、X攻撃と魔法陣ドリルアタックを受けて、ガマの油を吐き出して爆死した。
余談
本編でアクマイザー3と対決した最後の隊長怪人となった。
彼の胃の中の仕組みは落語の『地獄八景亡者戯』の人呑鬼が元ネタと思われる。しかし、胃の中にある弱点を修正せずハンサムになる事にこだわる辺り、彼の容姿へのコンプレックスの強さが窺い知れる。
玉にされた人達はちゃんと元に戻れたかは不明(ガブラはすぐに戻すようにザビタンに進言したが、ザビタンは「ガマーダを倒すのが先だ」と言って後回しにした)。
なぜか今回は『ハートのエースが出てこない』が随所(ガマーダの基地の中も含む)で流れた。
今回秋田編集長の読んでいた雑誌にはアクマイザー3の特集が掲載されていた。秋田は「カッコいいな」と褒めていたが、アクマイザー3の存在を信じない彼の性分を考えると少々シュールなシーンである。
関連タグ
ガマ獣人、ガエルマギア:同じく大きな顔の中に小さな顔があるカエルの怪人(特に後者がガマーダに近い)。
死神バッファロー:同じく自分の容姿にコンプレックスを抱く怪人。