プロフィール
概要
トリスタン隊所属の聖騎士。精霊を使役する。トリスタンを信頼しているが狂信と言っても過言ではないレベルであり、彼の害になりかねない存在は徹底的に排除する。
ギルサンダーとマーガレットの息子。つまり、父方の祖父は元聖騎士長ザラトラス、母方の祖父は前国王バルトラであり、血縁においてはリオネス王国の中でもエリートの部類に入る。
また、現王妃エリザベスの義甥であるため、トリスタンとは血の繋がらない従兄弟同士となる。
人物
基本的に礼儀正しく冷静な物腰だが、両親とは全く似つかないほどに陰険でトリスタン以外への当たりが強く冷淡な上、非常に懐疑心と警戒心が強く、一度不信感を懐いた相手には非常に横暴且つ攻撃的な姿勢を見せる。
特に、バルトラによる「黙示録の四騎士」の予言も信用しておらず、トリスタン以外のメンバーを「何処の馬の骨とも知れない田舎者」と見下している。そのうえ初登場時には
- パーシバル隊の動向について受けていた報告を、ジェイドとイゾルデに共有せず黙殺
- 王都に来たパーシバルを「混沌の騎士」と偽り、始末する大義名分を作る
- 事情を話そうとしたパーシバルの口を精霊の力で封じる
- 慌てて止めに入ったパーシバル隊の口も封じ、ジェイドとイゾルデを使って始末しようとする
- 王城から逃げたガウェインの暗殺を目論む
等々、仲間から反感を買う行為を繰り返した。
そしてタチの悪いことに、自分の行為が正しいものと信じており、これらに対し全く反省していないため、味方からも警戒されている。
しかし、トリスタン隊の仲間が死亡した際には表面上は平静を装いながらも、内心では強い怒りと悲しみを抱くなど、決して冷酷無比な性格ではない。
過去
幼少期の頃は父親と母親に似て利発で真面目な性分、且つ、大人しくて優しい人物だったが、3歳の頃にかつて自分を振った父親を逆恨みしていたビビアンに誘拐され、6年も監禁同然の生活と偏狂的な寵愛を強いられ、その結果現在のような捻くれた人格が形成されてしまった。
皮肉にもそれがきっかけで精霊を使役する才能を開花させ、己の後継にしようとしたビビアンの指導で力をつけると、それから1年後にこれまでの意趣返しと言わんばかりに寝込みを狙ってビビアンを精霊を使って襲撃し、自力で脱出を果たし現在に至る。
魔力
『精霊召喚(サモン・エレメンタル)』
精霊を知覚し、その力を借りることが出来る。
- 風の精霊(シルフ)
風の精霊を召喚し、使役する。
- ティフォス
風の精霊を用い、相手の声や空気を奪う。
- セヴェル
風の精霊を用い、遠くの声を自分達に届けさせる。
- 土の精(ノーム)
土の精霊を召喚し、使役する。地面を操作し相手を縛りあげたり出来る。
- 岩字搦め
土の精霊の力で土の手を作り出し、相手の足元をすくう技。
- 火の精霊(サラマンダー)
火の精霊を召喚し、使役する。ジェリコの作り出した氷を打ち破ろうとするが失敗した。
- 死葬鳥(ヴィヴァロ)
火の精霊と近隣全ての眷属の力を融合させ、巨大な火の鳥を創り出し相手へと放つ技。仲間のジェイドを殺され激怒した際、殺害した張本人であるマクダフをこの技で遺灰すら残さず消し飛ばした。
合技
- 敬虔なる祈り
キオンの「岩字搦め」でまず足をすくい、その隙にすかさずイゾルデの「時間差爆弾(タイムボム)」で爆殺する連携攻撃。