概要
DCコミックに登場するキャラ。「ザ・フラッシュ」の代表的なヴィラン(敵)。
初代キャプテン・ブーメラン
初登場は「Flash #117」(1960年12月)。
本名はジョージ・"ディガー"・ハークネス (George "Digger" Harkness)。ブーメランを武器とする。アメリカ兵の父とアボリジニの女性のハーフとして生まれ、幼い頃から貧しい母の下で育った。
成長するにつれてブーメラン作りに非凡な才能を示すようになり、それを狩りなどに使っていた。
それに目をつけた玩具会社に雇われ、おもちゃのブーメランを売るためのプロモーターへと仕立て上げられたが、観衆の反応は良いものではなく嘲笑されてしまう。怒った彼は自分のブーメランとそれを扱う技を犯罪へと使用し始めた。
一時期は二代目ミラーマスターとしても活躍。その際は、初代ミラーマスターと同じく、鏡を操る。
「アイデンティティ・クライシス」の際、三代目ロビンであるティム・ドレイクの父親と相打ちになって死亡。
二代目キャプテン・ブーメラン
初登場は「Identity Crisis #3」(2004年10月)。本名はオーウェン・マーサー。
初代キャプテン・ブーメランの息子で、4代目フラッシュの異父兄弟。そのため、スピードスターとしての能力も持つ。ローグスに所属していたが、捕えられ、ブラックライトニングにヒーローとしての心得を教えられる。
映画スーサイドスクワッド
演 - ジェイ・コートニー、日本語吹替 - 江川央生
本名、ディガー・ハークネス。殺傷力の高いブーメランを扱う強盗。作中より前に強盗殺人を行っていた所をフラッシュに捕まえられ収監された。
映画ザ・スーサイド・スクワッド(2作目)
演 - ジェイ・コートニー、日本語吹替 - 江川央生
ハーレイ・クインとは付き合いが古く、彼女からは「ブーマー」とあだ名で呼ばれている。
MARVELコミックのよく似たキャラ
DCコミックのライバルであるMARVELコミックにも同じくブーメランを武器にするヴィランが存在する。
八百長試合に関わったせいで球界から永久追放された元野球選手(ピッチャー)で「オーストラリア出身で物を投げるのが得意」という安直な理由で「ブーメラン」を名乗る事になる。
ニューヨークを中心に活動しており、2流ヴィランを集めて(ただし本人含めて5人)勝手に「シニスター・シックス」を名乗った事も有る。