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キヤ97

きやきゅうじゅうなな

JR東海の開発したレール輸送用気動車

2007年に国内の鉄道事業者としては初となるレール輸送用気動車として登場。それまで電気機関車ディーゼル機関車長物車を組み合わせて行っていたレール輸送を担っている。
また、JR東日本も、このキヤ97をベースに耐寒・耐雪構造化などの改良を施したキヤE195を発注。2017年冬季より仙台地区に投入する。

定尺レール用

メインイラストの車両。長さ25mの定尺レールの輸送を行う。東海車は0・100番台、東日本車は1000・1100番台で、2両編成を組み、名古屋車両区へ2両編成4本、小牛田運輸区に2両編成1本がそれぞれ在籍している。
顔つきは電気・軌道総合検測車であるキヤ95と同じ。横から見るとキヤ95の先頭部を長物車に載せたようにみえるためか生首と呼ぶファンもいる。
正面からはよく似て見える定尺レール用グループのキヤ97におけるキヤ95との差異として、連結器が密着連結器ではなく密着自動連結器になっていることがあげられる。これはレールの授受場所がJR貨物が一種免許を持つ線にあって、法手続き上自力走行の自社列車としては入って行けず、貨物列車扱いでJR貨物の機関車に牽かれて行く必要があるため。その兼ね合いで、ブレーキ装置も自動ブレーキ併用型になっている。
レール運搬用の荷台スペース部分は強度を出すため長物車をひっくり返したような逆魚腹式台枠を採用しているが、これは床下にディーゼルエンジンや変速機を積む関係上、通常の魚腹式台枠を採用するとスペースが狭くなってしまうため。

コキ50000


ちなみに魚腹式台枠というのはこういうの。

ロングレール輸送用

JR東海のスフィンクス


顔つきは定尺レール用と大きく異なるが、これは低速で走行しながら運転台の真下を通してレールの取り降ろしを行うため(車両が移動することでどんどん後ろへ引き出した分が下りていく形になる)。東海車は200番台として、13両編成1本が美濃太田車両区に配置されているが、基本的に美濃太田へ帰ることは少なく西浜松駅の一角にいることが多い。東日本車は2両短い11両編成(積載するレールが、東海では200m、東日本では150mと、長さが異なる為)が小牛田運輸区に配置され、0番台を名乗る(上野方は100番台)。
中間車両としてキヤ96(キヤE194)とキサヤ96(キサヤE194)があり、見た目はほとんど長物車に近いがキヤ96(キヤE194)にはディーゼルエンジンが積まれており、排気筒もある。

現在のJR東海は機関車を一切保有していないため、事故編成の救援や、陸送不能の場所からの車両引き出しの時に機関車代用として度々当系列が用いられている。
但し当系列も1機関気動車としてはそれ相応に高出力だが、ディーゼル機関車ほどの出力はないため、客車1台の牽き出しに200番代3両とか、6両編成の電車の救援に0/100番代2ユニットと、それなりに長くなってしまう短所もある。

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