概要
「魔法少女リリカルなのはA's」時代のクロノ・ハラオウンのカップリング二次創作全盛期に存在したカップリング三本柱のうちの1本。八神はやてとのカップリング。(残りの2本はなのはとフェイト)
A's直後の本シリーズの男女カップリングの中ではクロフェと並んでかなりの人気を博し、精力的に二次小説が創作されていた組み合わせである。「本命クロフェ、対抗馬クロはや」が当時の多数の二次創作のテンプレートだった。
これは、はやての保護者がクロノの恩師ギル・グレアムであることや、クロノと闇の書との間に大きな因縁があることなど、フラグを生み出そうと思えば容易に生み出せる関係性がクロノとはやての間に存在したためである。加えて、原作者の都築が言うには同じ指揮官タイプで話の合うコンビらしい。
しかし、A's本編および漫画版の最終回以外ではクロノとはやて・ヴォルケンリッターとの間には直接的な絡みは無く、実際にはやてと茶飲み友達であることが描かれたのはクロノが結婚して恋愛ネタの余地が消え去ったStrikerS内でのことであった。
その後に発売されたゲーム「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-」内ではクロノがシグナム達の謝罪の念を受け入れ、シグナム達から信頼されていることがかつての二次創作側の期待通りに描かれた。さらにクロノシナリオの最終戦では、クロノにじゃれつくかのように攻撃を仕掛けてくる闇の欠片版のはやてが今更ながらに(というか今だからこそか?)描かれている。
その続編、「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-」内では、なんとあのヴィータまでもがクロノに懐いていることが判明しており、はやてとのフラグ成立において一番の難所だとファン側でささやかれる「ヴォルケンリッターの障壁」はクロノはとっくの昔に突破済みだったことが分かった。今になって。
二次創作としては、StrikerS内ではやての相方として使えそうな男性キャラであるヴェロッサ・アコースやゲンヤ・ナカジマが登場したため、クロノの結婚とも相まって、現在では極めて珍しいカップリングの1つとなってしまっている。