曖昧さ回避
- ハッピーエンドで終了するエンディングのこと。あるいはマルチエンディングを取っている作品の場合、「真のエンディング」とはまた違った形でのエンディングのこと。グッドエンドも参照。
- 「週刊少年マガジン」で連載していた流石景の漫画作品。正式名称は『GE〜グッドエンディング〜』。本記事で解説する。
記事名について
本来であれば正式名称である『GE〜グッドエンディング〜』で記事を立てるべきであるが、「～」（チルダ）がピクシブ百科事典で全角英数入り記事となり、pixivとのタグ連携が正しく機能しない。『〜』（波ダッシュ）で代替すれば回避できるが、手打ちだと変換が困難でタグとしても使用されることが稀なので、やむなく『グッドエンディング』として記事を作成していることを留意してほしい。
概要
「週刊少年マガジン」にて2009年19号で読み切りとして掲載されたのち、2009年38号より本格的に連載が開始された。全16巻。
読み切りでは純粋な恋愛タッチの内容であったが、連載では新キャラを追加のうえ読み切りとは異なりシリアスな設定となっている。但しのちに連載された『ドメスティックな彼女』と比較するとマイルドで、かつ露出や性的描写は抑えている。
登場人物
読切からの登場キャラ
- 内海 聖志（うつみ せいし）
世田谷区にあるとされる浪丘高校に通う男子生徒。自分に自信が持てずに行動に対し後ろ向き。周りがクズな言動をしてもそれをことごとく許してしまう聖人である。
女性写真家との出会いを機に自身も写真家を目指すようになり、10年後には個展を開くまでになっている。
- 黒川 雪（くろかわ ゆき）
本作のヒロイン。もともとは長野県に住んでいたが、中学時代にトラウマを抱えたため世田谷区の叔母の家へ居候している。性格は独善的かつクールで、聖志の恋愛関係にあれこれ指示を出す。しかし聖志が晶にフラれたことで聖志を慰めていくうちに互いに恋愛感情が芽生え、のちに聖志と付き合うようにになる。10年後には医者になっており、聖志と結婚し子供もいる。
- 池谷 晶（いけたに しょう）
テニス部の部長。明るく面倒見のいい性格であるがドジっ子の一面を持つ。
聖志に好意を持たれていることを知っており、聖志とデートの約束までするが、前日に大学へ行った健人に電話で告白されたということで当日すっぽかし、そのまま健人先輩と付き合うことに（なおこれが原因で炎上し、作者がブログ（現在は閉鎖）で釈明している）。
その健人と別れ（理由は後述）、再度聖志に接近を試みるも聖志の心は既に雪に向いており、最終的に諦めることになった。最終的には健人と結婚している。
本編からの登場キャラ
- 河野 哲也（こうの てつや）
聖志の友人。野球部のエースで、10年後は社会人野球に進んでいる。体育以外の科目は苦手で、恋愛関連にも疎い。
- 泉 司（いずみ つかさ）
聖志の友人で、イケメンで女子にモテるが、低身長がコンプレックス。女を見る目があり、晶の浮気性や雪のトラウマにも薄々気づいていた。卒業後は父親のアパレル会社を継ぎ、世界を飛び回っている。
- 滝口 瑛理（たきぐち えり）
雪の友人。ギャル風の容姿であるが男性経験が皆無で、「処女は面倒」という戯言を真に受けて聖志をラブホテルに誘い捨てようとした。その後河野と接近するようになり、結婚した。
- 大沼 理沙（おおぬま りさ）
聖志と年齢が1つ下で、アルバイト先の同僚である。中学時代は太っており、ダイエットの結果モデル並みの容姿を持つようになったが、性格は中学時代を引きずったままで口下手である。聖志たちと共に誘拐された雪を助けようとした時、ビル用の鉄骨を1人で持ってきたという怪力を披露している。卒業後は泉の会社のモデルとなり、一緒に行動している模様。
- 沢田 健人（さわだ けんと）
浪丘高校OBで、晶が好意を寄せている先輩。晶と聖志のデート前日に電話で晶に告白し結果的に聖志から晶を奪い取った形となったが、実は大学進学後に付き合い出した恋人と別れたためそれを忘れるため晶に接近したことが発覚。さらに一度別れた恋人とヨリを戻して晶と別れるという周りが見たら怒りを禁じえない行動をとっていた。但し、最終的には晶と結婚している。
- 霧嶋 真琴（きりしま まこと）
女性写真家で、写真教室を開いている。
後述の莉子に取り違いにより手にした聖志の撮影写真に才能を感じ、聖志が写真家になるきっかけを作っている。
- 雨宮 莉子（あまみや りこ）
雪の中学時代の彼氏の妹で、霧嶋の写真教室の弟子。霧嶋が撮影した写真を受け取りにスタジオへ出向いたが聖志の撮影写真と取り違えてしまい、結果聖志と霧嶋が対面するきっかけを作る。中学時代顔見知りだった雪と会った後、兄に雪の通う学校を知らせたこと（莉子はトラウマのことは知らなかったので悪気はない）で、後述の騒動に発展する。
- 雨宮 透流（あまみや とおる）
雪の中学時代の彼氏。中学時代に仲間と共謀して性行為の様を盗撮し、雪にトラウマを植えつけさせた元凶である。その後透流も長野から離れたが、移住先が偶然にも雪が居候した世田谷で、莉子によって雪の学校を知ると雪を誘拐し、釈明のうえ復縁を迫るも雪から拒絶された（本来であれば警察沙汰であるが、雪の意向でされなかった）。その後弁護士になった模様。
