グルーポンとは、世界的規模で運営される共同購入型クーポン提供企業である。
日本での運営はグルーポン・ジャパン株式会社が行っている。代表取締役はパクレゼルヴのグループ会社である株式会社ピーアールダイレクトで代表取締役だった瀬戸恵介氏が務める。
ここでは日本におけるグルーポンサービスであるグルーポン・ジャパン株式会社について扱う。
概要
一定の数の購入希望者がいて初めて成立する共同購入型クーポンを提供する。クーポンが成立した時点で初めて購入となり代金が請求される。
日本では2010年6月にクーポッド株式会社として設立。圧倒的な営業力で同様のサービス会社としては後発だったにもかかわらず、業績を伸ばしていき日本で最大手となる。
同年8月に米国GROUPON社によって買収され、10月に社名をグルーポン・ジャパン株式会社へと変更した。
買収されたとは言っても親会社のパクレゼルヴから離れたわけではなく現在もパクレゼルヴのグループ会社である。
「おせち」騒動
グルーポンが2010年11月に、共同購入サイトにて21000円のおせち料理が、500人の応募が集まることにより10500円という半額で購入出来る。という触れ込みで販売を開始。
ところが年末の大晦日に、届いたおせちが広告と大きく違うとした苦情が食べログのバードカフェ横浜店記事に写真と併せ投稿される。問題の内容は半額の値段よりも、見た目であった。見本はかなり豪華な内容の4人前おせち料理がサンプル写真。しかし実際に購入者に送られてきたのは中身スカスカのおせち料理だったという。品数も33品なのに対して数えてみると25品程しかないとのこと。黒豆がカップに盛られたりすることなく仕切りの中を転がり、6pチーズが1つだけあったりと、なんとも手抜きで貧相。中には腐臭がするものもあったという。
画像はこの問題をイカ娘を使ってネタにした漫画だが、購入者は実際このような心境であったようだ。(要クリック)
写真の投稿後、急速に2ちゃんねるなどネットで話題になり、翌日元旦早々、おせちの内容不足・遅配について外食文化研究所が謝罪。グルーポンも謝罪。返金等の対応について明らかにする。その後も外食文化研究所代表取締役の水口憲治氏がその役を辞任したが、この顛末はマスコミでも取り上げられ、話題はしばらく続いた。